さらばFZR250 TECH21

アイドリング問題が解決し,快調に乗ることができて,意外に距離が延びてしまったFZR250.少しインプレもしておきましょうか.

[パワー,トルク]

まず,このFZR250が前期型であることが影響していると思うのですが,低回転でのトルクがやっぱり不足気味です.回転を上げずクラッチを乱暴につなぐと一気に失速します.まあ大型,中型車ばっかり乗っているので,その扱い自体が悪いといえば悪いのですが,それでも昔乗ったCBR250R2の低速トルクとは違いが顕著なような気がします.恐らくそのような点を何とかすべく高価なEXUPを入れて後期型がリリースされたのかと思いますが,今後ただでさえ入手性の悪さからマフラー含め高額になっているEXUPのモデルに手を出すようなことはないでしょうから,その効果を実感することはないんでしょうね.

[乗車姿勢]

シート高さが低いのはいいのですが,この車体,どうも身長172cmの標準体型の私でもお尻がタンデムシートに当たってしまうので,すごく窮屈な思いをしながら乗車する羽目になります.CBR250R2はこれよりシート高さは低かったのですが,お尻がタンデムシートに当たるようなことはなかったので,この車体がいかに女性向けに設計されているかがわかります.確かにこの前のモデルがFZ250PHAZERであるわけで,あれが女性にバカ受けした後継モデルであることからも当然といえば当然なのでしょうね.そうなると,他にもZXR250やGSX-R250とかが実際乗ってみるとどんな感じになるか興味がわくところです.まあ,恐らくよっぽどのことがない限りやらないでしょうけど.(と自制する)

[ハンドリング,コーナーリング]

ハンドリングはやはりヤマハ車のお家芸といえますか,そんな窮屈な姿勢でもハンドルが車体の動きにスムースに追従し,ごくごく自然に扱えている感じがします.なので車体と一緒にリーンウィズでコーナーリングすることになりますが,エンジン回転を相当上げないと失速してしまいそうでバンクさせるのが怖いので,私としてはかなり怖い思いをしながらエンジン回転高め+リーンウィズでコーナーリングをしてしまいます.でも所詮パワーを使いきれないので,結果的に若干ストレスが残ってしまう感じです.

[カラーリング]

これはもう,注目度100%です.ホームセンターの駐輪場なんかに停めていると,少し遠巻きに見つめているおじさんがいたりします.走っていてもやっぱり二度見をするおじさんが市街地を走ると10kmごとに一人は現れます.おそらく当時バイクに乗っていたか興味を持っていた方々であろうと思いますが,それほどまでに85年8耐のケニー,平組の印象が強く残っている方が多いということでしょうか?まあ,これで近所のバイクパーツ屋さんなんかに行こうものならとんだ見世物になってしまいますので,できるだけおとなしくしている方がよさそうです.

そんな感じで不便がありながらも楽しく半年お付き合いしましたが,また新たな車体を組まなければならなくなり,調子のよいFZR250に白羽の矢が立ちました.ヤフオクに出して1巡目で落札されまして,少し時間がかかりましたが,引き取りにいらっしゃるということで,車体を清掃したりして納車に備えます.

どうも落札者は関西の方らしく,そのお友達が引き取りにいらっしゃるとの事.その朝なんとそのお友達は夜行バスでいらっしゃったとのことでまずびっくり.そして関西まで千葉から下道で帰るとのことで2度びっくり.逆にちょっとこっちが緊張してしまいましたが,結局その当日の夜に無事帰着されたとのことで一安心.

というわけでFZR250の企画これにて終了です.正直ヤマハ車体はこれで3台目となりますが,やはりキャブレターがミクニなので,いろいろ複雑な分部品補修や清掃が難しいのと,キャブレターの着脱に至るまで外さなければいけない部品が多く,結構往生しました.外装の入手のうち特にアンダーカウルが入手困難であったり,結果的に高額で入手せざるを得なかったパーツもあり,250ccでありながら結構なコストがかかってしまったのも印象的でありました.こうやって振り返ってみますともう2度とやりたくないような感じに聞こえるかもしれませんが,苦労した分,やっていて楽しかったというのが正直な感想です.それでもまあ今以上に部品価格が上昇したり入手が困難になると再びやることはないんでしょうね.

とまあ,私にここで紹介している中で皆さんが楽しんでいただけたかどうかが一番大事だったりします.皆さんが楽しめたんであれば,幸いなのであります.また他のコーナーでもお楽しみいただけますよう精進してまいりたく.

恒例のFZR250の思い出写真はこちら

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