タンクの大改修(その1)

何かと停車時にガソリン臭い我がGPz.ガソリンの減りが少し多めなのは,キャブからのガソリン漏れが原因だと特定して,何度か作業しては効果なしというのを繰り返していました.で,1年ぐらい経過したところで,今度はタンクに思わぬ変化が現れてきてしまいました.

なんとタンクの側面にポツポツと塗装剥がれが点在しているではありませんか.大ショックです.まず原因としてあまりにもガソリン臭いので揮発空気で塗装面がやられたのではないかと思いました.でも一部茶色く錆が出ているところもあり,何か裏からしみだしてきているような感じでもあります.ほぼ綺麗に水平に塗装浮きのラインがそろっているのも気になります.

また,なぜかタンクキャップの脇にも塗装浮きがあります.後ろ側のはガソリンの染み出しでしょうか.そして横にあるのは浮きが出てすでにクリア層が剥がれ落ちてしまっています.ちゃんとウレタンクリアを塗っているというのに,塗りが甘かったということでしょうか?こうやって不具合が見つかるたんびに落ち込んではGPzにまたシートをかけるだけというのが続き,この後約2か月放置してしまいました.

するとその2か月後,もっと顕著な変化が現れました.今度はタンクの左側にも同じような塗装剥がれが現れだし,こちらは単に剥がれているだけでなく茶色い錆が点在しているのです.シートを外してみると,シートの下にも同じような塗装浮きが見られます.左右,後ろともに何か同じ水準線上に点在しているようで不気味です.もうこうなるとさすがに部分補修でなんとかできる気がしなくなってしまいまして,全塗装する覚悟で補修に乗り出すことにしました.

まずはその塗装をはぐところからです.が,いきなりショッキング画像です.塗装浮きが発生していたところのほとんどに大小の穴が点在していることが分かったのです.なので,茶色くなっていたところは塗装が剥げて外側から錆びたのではなく,裏側からの錆が表面に出てきたといえます.根本原因は漏れているガソリンではなく中に入っている液体ということになります.

そういえば1点だけ思い当たる節があります.GPz空冷シリーズのタンクキャップは雨水が浸入しやすく,そのためタンクに簡単に穴が開いてしまいます.このタンクも例にもれず,以前雨水が浸入し,スラッジのようにそこに溜り,それがコックをリザーブに切り替えた途端キャブにまで到達し,えらいことになったトピックを紹介したことがあります.あれは確実にリザーブのレベルまではスラッジが堆積していたということで,あの後洗浄はしておいたのですが,あの時点でそのスラッジと空気の界面を中心に相当錆が発生してしまっていたのでしょう.これで水準線に沿って塗装浮きが発生していたという理由がわかりました.恐らくタンクキャップ周辺の塗装浮きも,そこにスラッジが長期付着していたりして穴になってしまったのでしょう.

ちなみに穴の総数は大小合わせ80か所強一番大きいもので8x6mmってところです.とても部分補修が利くような感じではありませんし,今回ロウ付けなどで埋めてみても,またすぐにほかの場所に穴が開く可能性が高く,もうこのタンクはいったんぶった切って中から補強してつなげるとか大工事をしないかぎり救えないでしょう.そんな高度な技は持ち合わせていませんので,残念ながらこのタンクはあきらめることにします.ということで次回,その対策からです.とほほほほほほほ〜.

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