フロントウィンカー

フロント足周り,リア足周りともになんだか中途半端な状態で停滞していますが,そんな停滞気分を少しでもマシにしたいということで,比較的目立つ部分をやっていこうと思います.というのもまずは車体を見るたびに気分が滅入るようなところを何とかすれば少しでも気分一新できて進捗度が上がるかな?なんて都合の良いことを思いついたわけです.で,車体を見るたびに気分が滅入るというのが,フロントウィンカーです.以前もご紹介しましたが,1本ははじめっから根元のゴムのところで折れていたんですが,再組立の作業中にもう片一方も折ってしまって,なんとも情けない見栄えになってしまい,それを作業のたびに見ていると自責の念を禁じ得ないというわけなのです.

で,先立つものがなければ作業ができないはずなのですが,今回は何も新たに入手することなくウィンカーの補修に取り組むことにしました.それも元々もう何度かヤマハの車体をやっている中で,ウィンカーを部品取りした残骸が何個かあったりして,それが結構な数になってしまっていたので,今回はそれらと2コ1とかにして何とかしようということにしたわけです.しかしこの右側のSRX-4のフロントウィンカーがダブル球でありながら,左側の袋に入った手持ちのパーツは全てシングル球です.ここらへん何かとてつもなく大変な努力が必要な予感もします.

で,その予感をいきなり的中させてくれたのが,この光景です.これは元々折れていた方のウィンカーのレンズを開けてみたところですが,折れてから長年垂れ下がっていたため,ケーブルを伝って雨滴がウィンカー内部にどんどんたまっていき,それがこの純粋な錆色環境を作り出したのだと思いますが,バルブも割れて中のフィラメント(だったもの)が露出していたりして,無残を絵にしたそのまんまのような様相です.せめてもの救いは中が今は乾燥していて,ネジなどもちょっと工夫すれば回ってくれそうなので,部品単位まではばらせる可能性があるってことぐらい.あとは個々の部品がどの程度使えるか,あとそれよりもバルブの残骸が除去できるかが気になるところですね.

今のところ在庫としてダブル球ソケットの汎用のパーツはあるのですが,それをこのウィンカーに取り付けるにはいろいろ部品を分解して追加工したりしなければいけません.そんなのは面倒なので,なんとかこのさび付いた中に存在するはずのダブル球ソケットを使えるようにしたいその一心で作業を進めます.ウィンカーボディからはこのソケット自体比較的簡単に取り出せましたが,ソケットの中にあるダブル球の残骸がなかなか取り出せません.引っ張ったり回したりではダブル球の板金が変形するのみで一向に抜けてこなかったので,L字になっているソケット側の溝からダブル球の金具を叩いて変形させ,サイズ的にやせさせた上でねじり取ることに成功しました.

あとはとにかくソケットとして機能するように叩いたときに若干変形してしまったのを修正し,清掃して導通を確認してこんな感じになりました.表面の腐食は取り切れていませんが,これでダブル球の接点となる部分,アース部分はちゃんと導通していまして,何度はめなおしてもしっかりウィンカーもポジションも点灯することを確認.これでなんとかダブル球のソケット2つが確保できましたので,ウィンカーボディに組み込んでいきます.ちなみにヤマハのこのタイプのウィンカーってゴムの部分が内側からねじ止めされていて,ゴムの部分のみ交換可能です.ここらへんはカワサキのゼファー系のウィンカーより優れているポイントかと思います.

車体に取付けてみて,まだライトハウジングがついていないのでまだ完成度は低い感じはしませんが,これでなんとか車体を見るたびに自己嫌悪を感じる必要はなくなりました.はははは(力なく笑う).

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