ラジエターで大苦戦

さて,ラジエターです.ラジエターは車体についてこなかったので,別途購入したのですが,それには表からの写真しかなかったので当然ついてくると思っていたファンがついていませんでした.他のものと一括購入したので,あんまりディテールを気にしなかった私も悪いんですが,ラジエターとファンを別に出品するのはどうかな?と思います.ほんとに.

文句をいっていても仕方ないので早速RX用のラジエターファンを探します.といってもその形状がわかるのは唯一パーツリストだけ.GPZ1000RXは忍者の後継でありながら,ラジエターは巨大化しており,そのせいもあってファンの形状が異なります.一応手持ちの忍者のファンがあったので,ひとまずステーの部分を逆につけたり継ぎ足したりして付けてみました.一応ラジエターとファンの締結には問題がなくなったんですが,車体に取り付けてみてビックリ.ファンが見事にエキパイに干渉します.それももう干渉なんて程度じゃなくファンがほとんどエキパイ1本分入り込まないとだめな感じ.う〜む,こういったところでも省スペース化が計られているのか...と無責任に感心しきり.

いやいや感心している場合じゃない,忍者の場合はそんなにファンの入手も大変ではなかったし,スペースについても潤沢とはいえないまでもそれなりに確保されていたので,いろんな流用ができたようですが(私は流用したことありませんが),1000RXの場合は全くといっていいほど状況が異なるようです.これは薄い流用の利くファンを探さねば...

ということですぐに探さないで,また手持ちのものからなんとかしたがってしまうのが私の悪いところ.実はこの時点で9R用のスペアを1つ持っていたんです.9Rのものはというとラジエターが湾曲しているために中央部にはそんなに隙間がありません.そのため,右にシフトする形でファンが取り付けられている上に結構薄い.そんなところに魅力を感じてステーに少し細工をして付けてみたのでした.結果は×.9Rのファンの周囲の板金が片側はラジエターの湾曲にあわせてできるだけ多くの空気を流せるようにと少し分厚くなっていて,その部分がエキパイを干渉します.あと2cmといったところでしょうか?というわけで9Rのファンをしても1000RXの隙間には不十分ということで,ようやっとあきらめて購入に踏み切ります.

さて,購入といっても1000RXのものがファン単体で売りに出ているケースはほとんどなく,出ていても10000円以上とかするわけで,こりゃ流用かな?と思ったんですが,1000RXのラジエターがほかの機種と共通なのかどうか,どの機種が比較的薄いファンなのか見当もつきません.とりあえずファン単体で出ている写真を見て,いろいろ調査したところ,ZX-10とファンが共通であることがわかりました.従って比較的人気の低いZX-10のファンに照準をあわせ,それでも4000円とかで落札.(高い〜)

果たして,到着した物をラジエターに取り付けて見ますとドンピシャ.それに車体に取り付けてもどことも干渉しません.確かにみたところ忍者のそれとはファンの形や構造が全く違っており,たった2年の歳月しか経っていないのに冷却系のそれはラジエター本体も含め大幅に変更されていることがわかります.ということは相当忍者の冷却系には顧客からリクエストが集中したんでしょうかね?となると忍者カスタムで冷却に手をかけるのは非常に順当なセオリーで有るということがわかります.

早速仮付け状態からちゃんと下取り付けを行い,ようやっとサーモスタットあたりの取り付けもできるってもんです.しか〜し,まだクーラントのリザーバータンクは入手できていないし,サーモスタットからヘッドに伸びるパイプも入手出来ていないので火入れまでまだまだ長い道のりなのでした.

この時点でラジエター周りだけではなく,部品の入手性にまで忍者との違いを痛感している私でございます.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT