タンクキャップのキーとリアタイヤ

この車体,まず問題点の1つにキーでタンクキャップが開かないというのがあります.まずはこれを何とかして開かないものか確認しておく必要があります.キーについては前回触れませんでしたが,メインキー,ヘルメットホルダー,シートロックキーは1本の鍵でちゃんと開いてくれました.で,走行距離や私の推測するこの車体の来歴から,タンクキャップのキーは同じキーで開け閉めできるはずです.

で,なんとか開かないものかということでまずはキー穴にCRCをブシューっと吹いてキーを差し込みあまり力を入れずに回します.ここでその回転角によって判断が2つに分かれるのですが,回転角が数度以内の場合,キーシリンダーまたはキープレートの固着が懸念されます.回転角が10度とかになってくると,これはキーシリンダーの下部にあるロック機構が固着している感じです.そしてこのタンクキャップはどちらかというと,びくともしないので前者.キーシリンダー自体が固着しています.よく見るとシリンダーが全く回転していないので,本当にキーシリンダーがその穴に対して固着している感じ.CRC攻撃とゴムハンマーで何度も叩いて何とかしようとしましたが,これは全く動じる気配がなく,結局今回はあきらめ,CRCをたらふく拭いて放置して,1か月後とかに再度トライすることとしました.それでだめならタンクを破壊して下からアプローチすることになりますかね.

で,ひとまずやっておきたいということで今回キーとは全く違いますが,タイヤを交換しておこうと思います.というのもこのFZR,前後ともタイヤがパンクしており,250のくせに取り回しがすごく大変なのです.しかもリアタイヤは2.5インチリムにしては標準とは異なる極太の130/80なんてタイヤを履いているもんですから,それがバリ山ながらもひび割れまくってぺったんこになっている状況では接地面積があまりにも大きく,ゴムを引きづりながら車体を異動しているようなもの.

また,この車体はフレームを交換する予定ですが,それまでに足周りのできる限りのことを先に済ませておいて,効率よく進めたいということもありまして,タイヤを購入したわけです.しかし,このFZR250の標準サイズはというと120/80-17という極々採用例の少ないサイズであり,中古タイヤどころか新品タイヤさえも入手が困難なサイズです.で,極太サイズにこだわることはないと高をくくって,中古で溝の深そうな比較的新しいタイヤを入手しました.で,そのサイズというのが100/80-17というもの.標準よりも20も細いものの,リムサイズにはちょうどのサイズといえますので,これがどんな感じになるんでしょうか?

で,さっそくタイヤ交換です.パンクしたタイヤは簡単に外れたものの,パンクの期間が長かったようで,リムの内側はこんな感じになっています.腐食しまくっているのでこのままではエア漏れしてしまいそう.根性出して磨きまくって綺麗にしました.

で,この腐食は当然ホイールの見えるところでも顕著でありましたので,ホイールの外側も腐食をワイヤブラシで除去しまくってホイール単体で色を塗りました.色はどうするか迷ったのですが,白赤の純正色だと白,黒だとゴールドということになります.で,ここはちょっと純正にこだわらず黒で行こうと考え,艶消しのホイール用黒で仕上げました.白赤に黒ホイールは初代FZ400Rを彷彿とさせる感じですし,黒の外装に黒ホイールというのもシックで良いかななんて思いまして.で,タイヤを装着してこんな感じに仕上がりました.

早速車体に取り付けて見ましたが,上のフレームが曲がっているのはどうでもいいとして,やっぱり細すぎますね.ちょっと45馬力を出せる車体のタイヤとしては頼りない感じになってしまいました.でもフロントタイヤはそのまんまではあるものの引き回しはずいぶん楽になりました.

フレーム交換前にやっておきたいこととしてフロントも引き続きすぐにやればいいんですが,ここはフロントフォークの件もありますので,少し時間を掛けて慎重に行こうかなと思います.というかリアタイヤについては慎重さが足りなかった感じも禁じえませんね.

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