一応タイヤは変わったけれどもまったく気合を入れて走れない仕様になってしまった我がGPz．そろそろ車検も近いのであれほどひび割れたタイヤでは車検も通りますまいということで，対策を考えます．所望していた黒のホイールに使えるタイヤがついた出品はそれ以降も私の帰る価格帯では全くなく，当座赤ホイールのまんまで，タイヤのみを交換することにしました．一応ある程度古いですが，溝もそれなりのK300GPが出ていたのでそれを落札．元々車体についていたホイールに嵌める方向で作業することと相成りました．
タイヤが到着したらすぐに交換します．車体からホイールを外す必要が無いのでいきなり玄関わきに置いてあるホイールを取り出していきなりビード落としです．最終の走行から随分経っているのでエアも相当抜けていてバルブを外すときにほとんど空気が出てこなかったのはちょっとショックな光景でしたが，まあこれで怪しいタイヤとはおさらばできます．タイヤを外してみてビード部分を見たのですが別段異物が挟まっていたり，極端に腐食しているところもなかったのでやっぱりタイヤに何か刺さっているのかとは思いますが，もうそんなのを見つけても側面や溝に豪快にひびが入っていることもあり，タイヤに未練はありません．
まあ一応ビードの部分はまたしつこく清掃しておきましたが，一応ワイヤーブラシをかけた後に800番のペーパーをかけて万全を期します．タイヤがホイールにはまったらエアを入れます．エアを入れてまたヒビが走ったらどうしようと極度の緊張感の中，ビードが乗っかるパンパンという音が２回．エア圧は3kgfってところで，なんとかヒビは走らなかったようで一安心．それにしてもK300GPからK300GPへの交換なので，見た目的には作業が元に戻ったかのような変な感覚になります．銘柄ぐらいは変えたかったところなんですが，時間がないのでそうわがままも言ってられません．
ホイールをそれまでついていた盛大にひびが走ったF11付のホイールと交換して車体に付けると，まあ今までの酷いタイヤの印象があるので随分安心してみることができます．ということで少し走り込んで試運転．まず短期間ではありましたが酷い状態のF11から比較すると比べ物にならない安定感です．まああれと比べること自体ナンセンスなんですが．エア圧は標準の2.5kgfですので，車体の倒しこみもニュートラルな感じで，意識せずに曲がれます．高速域のぶれなどもなく．まあタイヤとしては合格．あとはエアが抜けてくるか，２週間時間を空けてエア圧測定．誤差0.1kgf内のエア圧低下であり，これもまた合格．ただ溝が３分しかないので，もし私が距離を走る人だったらどうなの？という感じですが，これも寿命が来るのは先にゴムの材質であろうということで溝深さは不問にするのがよいでしょう．
とまあ，これでなんとか安心して乗れるようになりました．でもタイヤをけちって立ちゴケしているわけなんで，これからはくれぐれもタイヤのコンディションをバカにせず乗っていこうと心に誓った私なのでした．
