申請を出してから3連休もはさんでほぼ1週間というところでうちに電話があったそうです。車検を受けに来てくださいということで、つたない私の作成した改造申請書類がなんとかお眼鏡にかなったということで、これはめでたい!それはもう小躍りしてしまいそうな歓喜。といいつつもそれで全て済んだわけではなく、車検の本番をクリアしなければいけません。また半休を取って車検予約します。晴れの予報の日の幸いにも1ラウンドが予約できたので、朝から颯爽と運輸支局へ。ちなみに前回ラインには入れてもらえたものの光軸がNGになってしまったので、実際やった整備は光軸調整と灯火類の確認ぐらいです。
到着したらまず印紙を購入。申請のときに300円の印紙が必要と言われたのですが、安すぎないかな?と少し不安になったのですが、購入窓口で事情を話したところ、300円で良いとのことで、記入用紙20円と一緒に購入。光軸起因のの再検査でさえも1400円(それでも安いとは思います)なのに。で、書類を揃えてユーザー車検の窓口にいくと、先にき改造車の申請書をラインの脇の事務所でもらってきてから車検窓口に来てとのこと。脇の事務所はすでに検査が始まっているようで、結構忙しそうなのですがちょっとお時間頂いて申請書やその他の書類を受け取り、通常の車検よりは随分分厚い資料をユーザー車検窓口に提出。 いつもの1番ラインにGPz1100を付けて、検査官を待ちます。今日はバイクは少ないらしく、私の前にバイクはいませんでしたが、その代り特殊車体のダンプが多く並んでいてそちらも改造車扱いなので随分車体の寸法や保安装置の確認なんかで1番ラインの検査官は全員が忙しそうにしていました。それでもほどなくして検査官の方が来てくれて、いつもの灯火類、ホーン、ブレーキ灯、車体番号の確認。緊張のエンジン番号のところでは端末をえらく頻繁に叩いていろいろ確認したり入力したりしていました。ちなみに他は変更がないのに車体幅、高さ、ホイルベース、車体長など一通り測定ということで巻尺の端を持っていてくださいと言われて、持っているときに無駄に緊張してしまいました。そんなこんなでラインに入る前に時間にして普段の3倍ぐらいかかってようやくラインへ。
ラインでは光軸も一発合格で、通常の検査のあと、写真撮影がありました。ラインの中ほどのスペースに車体を留め、ライン脇の事務所へ。車体にヘルメットをつけっぱなしだったのを忘れていて急いで戻ったのですが既に撮影が始まってストロボが瞬いていました。まあ、そんなもんでもいいんでしょうね?次の車検でヘルメットがついていないと文句を言われることもないでしょうから。あと、フロントのみ重量計に載せて一応輪重の確認。こんな軽いものでも計れるのかしら?と少し不安になりながら、できるだけ体重をかけないようにハンドルを支えます。
あとはラインの脇の部屋で待つように言われ、ひたすら待ちます。順番もあったので都合20分ぐらい待たされたでしょうか?まあ待つのは苦にはならないのですが、私の書類に取り掛かったところからどのような処理がされるかを見ていたところ、どうも電卓をたたいたり、文字を書き込んだり、ハンコをバンバンついたりかなり忙しそうに事務処理が行われていきます。それに加えて先ほどの重量計測のためにユーザー側から声が頻繁にかかったりして、かなりあわただしい中書類の確認が済みました。最後にラインの出口で検査終了の印をもらって車検そのものは終了。

あとは通常の車検と同じく、車検証を受け取っておしまい。シールを貼って11時には運輸支局を後にすることができたので、時間にすると普段より30分ぐらい長めに時間を要した感じです。帰路につき、違法改造ではないGPz1100の走りを堪能します。といっても何にも変わってはいないんですが。一応最大出力120psだと思っていたエンジンが実は100psだったというオチはついてしまいましたが、実際走っている感じではまったくそんな出力域を使用しないので一切損した気持ちとかもありません。そういえば、今回のこれで、社名のカワサキが”カワサキ改”とかになるかと思っていたのですが、そんなことはなく、ナンバーも今までの物がそのまんまです。
とまあ2回目の車検なのに私がエンジン番号をちゃんと見ていなかったばっかりに今更改造車としての車検を受ける羽目になってしまいました。ただ、改造車検について今まで興味がなかったわけでもなく、結果的には良い経験ができたななんて思うのは私だけなんでしょうか?