400カタナ(GSX400S)の理由

私のWEBを長らくご覧になっていただいている方々にはとても違和感のある車名のページができているとお思いの方もいらっしゃるかと思います.でも今までカワサキ車ばっかり,しかも大型車偏重気味であったのをいろいろな方々に指摘され,SRX250Fとかをやり始めたのは記憶に新しいところです.正直カワサキ車が好きということはあっても他のバイクが嫌いなわけではありません.SRX250Fのように自分でもう一度乗ってみたいと思うものもあれば,昔興味はあったけどついぞ乗ることはなかった車体が他のメーカーのものにも多く存在するのは確かです.

特に読者の方や周りの人からこのwebを始めて10年ぐらいの間に頻繁に言われたのはニンジャだけでなくってカタナはやらないんですか?ということです.確かにニンジャとカタナは「キリン」の中でも国産大型バイクの両巨頭のように描かれていて,チョースケのニンジャに対してキリンのカタナというコントラストが付けられています.年式で言えばニンジャとカタナは5年程度カタナの方が古く,空冷であるというところが大きな違いでしょうか?カタナはやらないの?といわれていたころはまだニンジャよりも古いバイクに手を出すつもりはありませんでしたし,今もカタナに手を出すと今更感はぬぐえません.まあ今になってみればニンジャより古いバイクもやるようになっていますし空冷もやっています.なので言い訳する余地はないのですが,やっぱり今更カタナに手を出すとお構いなしに何でもやっている感が出てしまうような気がします.

なので私はおそらくですがこの先もカタナはやらないのではないかと思います.まあ将来どうなるかわかりませんので,ここらへんは話半分にしておいてください.でもカタナはやらないだろうと言いつつも,カタナフリークの方にケンカを売るような結果にならない,単に私が当時乗ってみたかったバイクということで,1台その好素材があったわけで,それが実は400カタナなわけです.といいつつ,私の世代で400カタナというと,多くの方はGSX400Eを想像されるのではないでしょうか?私もこのGSX400Sカタナが出るまではGSX400Eのほうを400カタナと考えていました.

しかしカタナフリークの方々がどう考えているかを紐といたところ,厳しい方はカタナはGSX750SのI型,II型とGSX1100Sのみがカタナであるとか,もっと厳しい方はリバイバル後の1100はカタナではないという人までいるのですが,その除外対象はせいぜいGS650Gや,GSX750SIII 型で,GSX400SカタナやGSX250Sカタナが出て以降はそれらが除外対象に加わったのです.で,GSX400EカタナやGSX250Eカタナに関して気にしている方はほぼ皆無といってよい状態でした.

なので空冷と水冷の違いはありますが,むしろデザインをカタナと考えていらっしゃる方が多いというのを感じたわけでして,もしそうならGSX400Sカタナというバイクはどんなバイクなのだろうと興味を持つに至ったわけです.でも当時はZXR750に乗り続けている状況で,たとえ興味があっても2台所有はできない状況でした.それに2台目を持つにしてもそれはニンジャであろうと思っていましたので,乗ってみたい車体ではありつつそれにはかなりハードルが多かったのです.

最近になってSRX250Fをやってカワサキ車以外でもなんとか車体を完成させられそうということがわかり,そうなると当然スズキ車でもやってみようということになるわけです.で,もちろんやるとしたら最も興味のある車体からとっかかりたいわけで,やるならGSX400Sカタナだな〜なんて考えていたのです.そこにかなり錆が浮いている長期放置の書なし車が出品されていました.ちょうど他の車体が完成したばかりで,場所をあけようと思えばあけられます.何度かそのオークション自体は流れていたので,やはり錆などがひどいことを懸念する人が多かったんでしょう.でも何度目かで少し値下げして再出品されたので,それには私も耐えられず入札してしまいました.

このような感じでGSX400Sカタナの企画が開始と相成りました.初めてのスズキ車.さてどうなりますかね?

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT