新宿,四谷近辺の君の名は。の聖地などを巡る(その5)

須賀神社の拝殿など含め境内はとても落ち着いた雰囲気です.そんな広くはないですが,ゆっくり参拝して楽しめるので来るたびにお参りしていますが,なんか心が洗われますね.


4月の時点での情報なのでもう過ぎてしまっていて何の価値もないかもしれませんが,社務所の前に貼られていたこのポスターを見て,この例大祭に来てみたいと心に誓ったのですが,残念ながら今年は予定が合わず来れませんでした.私以外にも君の名は。の影響でこの例大祭に参加できた方もいるようで,その方の情報などからもお祭りの状況がわかります.来年こそは行ってみたいと思います.


さて,お参りが済んだら階段を下りて先ほどのクロネコさんの前の交差点を左折します.狭いものの車通りが比較的多い通り(若葉通りというそうです.)を歩いていくと,例の郵便ポストが現れます.以前冬に来た時はそうでもなかったですが,今回は光の当たり具合とか,かなり映画のシーンに近くってちょっと感動してしまいます.


さらに前に進み坂を上っていき,振り返ると瀧くんが走っていきながら左右どっちに行くか迷っているシーンのアングルに出会えます.今日はいやにトラックが多く止まっていて,ちょうど瀧くんが立っていたあたりがこのアングルからだと見えなくなってしまいました.ちょっと残念.

ここからはまっすぐ新宿通りに出てから四谷三丁目の交差点から南下するのもありですが,ここは少し路地裏を通りたいということで,先ほどの郵便ポストの裏の道に入り,ジグザグと南下して須賀神社の裏から西に延びている道に出ます.


もし四ツ谷あたりで小休止できなかった場合は,そろそろおトイレにも行きたい頃かもしれません.私の場合はここらへんで満タンになることが多いので,ちょうどトイレの施設があるこの新左門児童遊園に立ち寄ります.かなり小ぶりな公園ですが,午前中は子供たちもいないので,かなり落ち着いて休憩できるスポットでもあります.


公園から東に進み,外苑東通りに出ます.ここからまた南下していきますが,この一帯はとある宗教団体の施設が密集しているようです.信濃町というのはその意味から行くとメッカのようなモノなのかも知れません.そんなことを感じながら信濃町の駅前で慶応病院の脇から中央,総武線の方向を見るとちょうど三葉が逆に走っていくアングルに巡り合えます.先ほどの交差点といい,新幹線から見る東京タワーの光景といい,ここといいある意味三葉の進む方向をことごとく実際とは逆に描くというのもこの作品の中で意図されたものなのかもしれません.


さらに南下して東にそびえるドコモタワーを見ると進路表示と並ぶ感じのこのアングルを見ることができます.残念ながら夕方のライティングではありませんが,今日は比較的両方にピントを合わせることができてお気に入りです.


さてさらに南下すると例の歩道橋が見えてきます.この歩道橋,単なる歩道橋にしてはすごく幅が広いです.恐らく国立競技場や神宮球場への人波を捌くためだと思いますが,そのような背景があるからこそ瀧くんと三葉がそれぞれたたずむ際の孤独感が引き立つんでしょうね.


このアングルは奥寺センパイとのお別れのシーンで出てきたかもということで撮りました.都心の風景の中ではなかなかすっきりしていて映画のシーンにも適した感じだと思います.


さて,あのシーンのアングルです.一時期聖地巡礼者が殺到してこのアングルの撮影の順番待ちが発生したとのことですが,今日は悠々とアングルを吟味しながら撮影できます.そういえば前回は海外からの巡礼者がいらっしゃったので,その方の記念写真を撮ってあげたのを思い出しました.ちょうど手すりの6つめのスパンのところにたきみつともに立っていたのを記憶していたので,ちょうどそこに立つように指南したりしました.

ちなみに背後にある特徴的な建物はその例の宗教団体が所有する建物です.映画の中ではさすがに消えてしまって立ち木に姿を変えていますね.


同じポイントから角度を変えて見上げると満開の桜です.手に取れるような高さに桜が咲き乱れているので,たきみつがこの歩道橋でデートして語らいながらこの桜を見上げている姿を想像しながらの1ショットです.

さて,ここからは千駄ヶ谷の駅に向かって歩いていきます.総武線に乗ってもいいんでしょうけど,待ち時間を考慮するとあんまり時間が変わりませんしちょうど季節的にも歩いていて気持ちいいので,ここは当初の計画通り神宮外苑の縁に沿って歩いていきます.ここで次回に続きます.

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