卒業生!?

子供って言うのは飽きっぽいのです.ほんとうに.ザリガニの稚蟹はあれ以来すぐに餌やりを怠ったために親の餌食になってしまいましたし,その親ザリガニもしばらく水を替えてもらえず汚い水の中暮らしておりました.もうこれは限界.この夏を待たずに親ザリガニは晴れて無罪放免.田植え前の田んぼに還されたのでした.

一方金魚のほうですが,しばらくは変りばえ無かったのですが,親金魚のうちおかあさんの方が原因不明の病で他界.幸いにもおとうさんにはうつらなかったようなのですが,そのお父さんも半年後暑い日に水温が高くなってしまったのがいけなかったのか他界.このシリーズの開始を飾った二匹がいなくなり,さびしい限りです.子供たちはすぐ隣で両親が亡くなったのに気づくはずも無く,元気に泳いでおります.

で,このような悲観にくれることも無く息子は何かを飼いたがるのです.まず,鈴虫.初夏のあるスーパーで2つがい200円という破格で売られていたのですが,何故かその水槽だけ5匹.どうやらメスが一匹多いようです.本当はオスが多いほうが良いのに〜.妻もその音色に惹かれ購入となったのですが,早々にその少ないオスが突然の行方不明.よく見ると体の破片が...どうやら共食いしてしまったようです.鈴虫は食料が少ないとすぐに共食いしてしまうようです.それでも毎夜ベッドルームへ鈴虫を連れて行き,音色を楽しむというゴージャスな暮らしが続いたのですが,これが!またまた餌のキュウリを少し換えなかっただけでまたまた共食い.しかも最後のオスが...メスは強し!で,夜な夜な鳴く事も無くなった鈴虫たちは一気に息子の興味を失い,給餌とお湿りの両方が途切れ始め,ついには盛夏を待たずに壊滅したのでした.とほほほ.

また,蝶々の幼虫も取ってきました.学校の植物についていた奴を貰ってきたのですが,10匹ほどいたのがつれてきてすぐに7匹になり,蛹になったのは5匹,羽化できたのは3匹.うーむ,かわいそう.それでも成虫になって初めて分かったモンシロチョウは天高く羽ばたいていったのでした.

これら全てうちにきて,何かしらの形で出て行った生物たちです.なんとか子供が生命の尊さを感じ取ってくれればよいのですが...これじゃあね.

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