ポンプメンテ

しばらく金魚のレポートはしていませんでしたが,実はしっかり生きてます.ポツリポツリと死んでいくかと思いきや,結構居残るもんですね.50匹近くまで減りましたが...

で,ある日金魚をふと見ると,子供金魚のうち60cm水槽に入れた40匹あまりが口をパクパク.なんで?と思いきやポンプからほとんど空気が出ていないじゃあないですか.ポンプは60cm水槽を購入した時に同時に購入しましたから,約1年選手.日本動物薬品とかいうところのW300というやつです.2ポート有って,多数の水槽をバルブで調整しながら使っていたので非常に重宝していたものです.2000円ぐらいしたものなので,こんなので壊れてもらっちゃあ困りますが,金魚が死んでしまっては仕方ないので新しいのを買いに行くことにしました.

さて,いつものホームセンターJ.H.で,似たような型のポンプを探します.同じ物を買ってしまってはまた1年で壊れるかもしれない.絶対同じ物は買うものかと思いつつ探したところ,同じ物が無い.W600というのは有るのですが,W300が無い.おかしいなと思って辺りを見回すと,なぜか私の心をくすぐるものが目に飛び込んできました.W600交換用パーツ.W600を買うと2100円.修理キットは400円.うーむ.修理キットなるものがあるならばW600でも良いかな?とはじめは思ったのです.中身はダイヤフラムや弁になるゴム部品が入っています.実際うちのは音はちゃんとしているけれども空気の出が悪いということで,この修理キットの内容はどんぴしゃ.で,W300は一体なんで無いのかな?と考察しました.はっと思いついてW600を良く見てみると...外観は全く同じではないですか.同じ大きさ,ポート数も2ポート.もう,私が考えたことを皆さん見抜いてしまっているでしょう.そう,無謀ながらもW600交換用パーツを購入してしまったのです.妻の疑いの顔を尻目に...

さて,早速うちに帰ってW300を外してしげしげと観察...うーむ.W600と同じ.何が変っているかわかりませんが,とにかく店でみたW600と大規模な相違はありません.さて,ここで初めて箱を開封します.検討違いのものを買って,確認しないで開封して返品が利かなくなってはしかたがありませんので,ここらへんは慎重です(←どこが?).で,そそくさとばらします.

中身はこんな感じになっていて,箱の裏にある説明書と同じ構造です.期待は高まります.コイル部分からダイヤフラム部分を外します.ここで,一応ダイヤフラムを比較してみましょう.大きさは同じ.うーむ,こりゃ当たったかも?外したダイヤフラムを見てみると,なるほど肩の部分が割れてきていて,空気が漏れ漏れ.片側のダイヤフラム,弁2つを清掃しながら交換し,ここで一考.もう片側のダイヤフラムは割れていないのでこのままでも暫く動きはするだろうとセコイ考えが頭を過ったのでした.しかし,片側を交換すると振動が酷くなったりして,コイル側に悪影響を与えるかもしれない.400円の半額の200円をケチって本体を台無しにしては,元の木阿弥.思い余って,もう片側も同じ作業を繰り返すのでした(←それにしてもセコイ).

ちなみに,裏側の吸気部分のフェルトも交換する事になっていましたが,これは最後に比較してみましたが,要はフィルターなので,汚いこれだけでも結構効果がありそうなそんな気がする感じです.


さて,運転開始.ホースを元通り繋げて,コンセントに差し込みます.うおおおおお!すごい勢いで空気が!今まで如何にロスが大きかったか思い知らされました.予期せず今回ポンプのレストアをすることになりましたが,ほんと.楽しいもんですね.このあと妻に2100円と400円の差額を請求しましたが,あえなく棄却されました.ぐすん...(←ほんとセコ過ぎ.)

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