セルモーター交換(その2)

さて,セルモーターが回らない確率が80%.でも魔法の杖でセルを叩くとあら不思議,セルが回るようになるという状態で,何日かを過ごさなくてはいけません.ただ,日中はかみさんがセフィーロを使うのですが,PTAのお友達なんかを乗せることがあるようで,どうもその奥さん連中の前でエンジンルームを開けて魔法の杖を使っている姿を見せるのが究極の羞恥状態.そんな顔から火が出るほどの経験をして置きながら,次の週末を越してしまうことをかみさんが許す筈もありません.ということで早速どのように交換するのか,部品入手はどうするのかを調査しなければいけません.まず作業そのものですがwebを探したところ自分でやっている人もちらほらと見えます.その方法については大体エアクリーナーASSYを外してその下にあるセルモーターにアクセスするというもの.セルモーターを止めているネジの締りがきつく,苦労した様子もあるようですがこれなら私にも出来そう.また,その外したコアを分解し,ブラシASSYやシール類,ブッシュなどを入れ替えてセルモーターそのものをレストアしてしまうツワモノも居られます.しかし今回は外したらすぐさま新しいのを取り付けて,確実に作業を終えなければいけません.そうなるとコアそのもののレストアをやっている余裕はないということになり,自然と方針はセルモーターASSYを入手し,それを交換するということになります.

早速調達に走ります.といっても新品部品をディーラーから購入とかいうのは私の性にあわないので,もちろんヤフオクです.中古は見た目が綺麗なもの,そうでないものいろいろあります.どれも動作保障しているものはなく,いずれの品物でも年式の古さから確実性は見出せませんでした.まあどれもひどい外観のものを含めて7000円以上しますので,それであんまり調子がよくなかったりしたら後悔すること間違いなし.ここは慎重に行かなければ行けません.

そんな中,リビルド品を売っている会社が2〜3ありました.購入するとセルモーターASSYを送料無料で送ってくれて,交換後は同梱の着払い伝票で返送するだけというもの.一応A32セフィーロ用のセルモーターのリビルド品も出品されていて,なんと16700円.新品は50000円もするので,古いコアを返送することを考えても結構リーズナブルなお値段.う〜む,これで行くっきゃないでしょう〜!でも一応ちゃんと念のため車体番号なんかを連絡しておき,適合を確認してもらうことにしました.待つこと1日で適合するコアがあるとのことで早速落札.

落札から後はは到着までがメチャクチャ早く,金曜日の午前中には到着したようです.かみさんの勢いでいくと金曜日中にも修理して欲しい感じでしたが,そんなことで会社を休むわけにもいかないので,金曜日も魔法の杖のお世話になりました.到着したもののほうは外観はあまり良くありません.純正と同じくボディの一部が黒く塗ってあるのですが,この下地には明らかに錆が浮いているように見えます.しかしこれはほぼ性能には影響ないところでしょうから問題なしと判断します.で,次の朝,かみさんの意向を反映させて早速取り付けです.部分まずエンジンルームを開けて凝視.それにしても汚い.ついこの間車検に行ったときも検査員にエンジンルーム見せてね〜とか言われて開けたはいいけど,その汚さに検査員が押し黙ってしまったという経験が鮮やかに脳裏をよぎります.

で,おもむろに工具を取り出して作業開始です.まずエアクリーナーボックスASSYを取り外します.まずエア吸入口をボディに止めている2箇所のネジを緩め,ファスナを取ります.エアフィルタボックスのラッチ4箇所,ダクトに接続されているホース類,バインドされているハーネス,ホースを外し,エアフローメーターのコネクタを外します.あとはマニホールドにつながっているダクトのバインダを緩めてエアクリーナーボックスの上周りを外します.結構隙間が小さいところを抜いてこないといけないので少々手間取りましたが,薄汚れたエアクリーナボックスASSYを取り外すことが出来ました.ちなみに装着以来久しぶりにご対面したエアフィルタは結構汚れていて,吸入側にはエア吸入ダクトの入り口にあったスポンジがボロボロになって入っていたりしました.一応エアでフィルタを掃除してエアクリーナボックスの吸入側も掃除しておきます.

さて,ここまで来ると目の前にセルモーターが現れます.しかし,セルモーターを外す前にやっておかないといけないことが.それはバッテリのマイナス端子を外すこと.これを外しておかないと,作業中にエンジンルーム内で火花が散ったりして火災につながったりします.本来はエアクリーナーボックスを外す前にやっておかないといけなかったんですが単純に忘れていました.危ない危ない.

で,同じくセルモーター側のバッテリからつながっている端子を外します.これはナットsで止まっているだけなので,外してナットが下に落ちてしまわないように気を付ければよいだけです.次にプラスのコネクタを外すのですが,これがちょっと大変.コネクタ自体は一極の小さいコネクタなのですが,このコネクタ本体がなにやらハーネスを止めているブラケットに固定されていて,なおかつハーネスの下に隠れるようになっているので非常に外しにくいのです.一応ハーネスを止めているバインダを外して,見通しを良くしてから構造を十分理解した後,スライドさせて外しました.

でも,ここまでの作業,結構身を乗り出した状態でごそごそやっているもんで結構疲れます.梅雨時の湿気の高い朝だったので,結構汗が顔から噴出してきていました.その汗が出来るだけエンジンルーム内に落ちないように汗を拭き拭きやっていたのでなにげに疲れてしまいました.ということで,ここらへんで長くなってきたので続きます.

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