ステンメッシュホース(その3)

しばらくうちの中で待つこと30分程度.もうすぐお昼ご飯の雰囲気漂う中,雨が上がってきました.それでも予報では今後雨が降ってくるとの事なので,右半分だけステンメッシュで1週間過ごさなければならないという危機的状況を回避するため,少しでも雨雲が切れれば作業しておきたい衝動が私を突き動かします.

気が付いたときは車を駐車スペースに逆に突っ込み,左前のタイヤを外していました.作業は順調に進み,妻の3回目の呼び出しをかけた直後.ボタボタボタ!と雨粒が.こりゃすごい.大粒の雨が私のTシャツを貫通し直接背中の皮膚を打ちます.ちょっと痛いぐらい.こんな中作業している私をあきれた目で一瞥し,妻は車に乗り込みひたすらブレーキを数回踏んで踏みっぱなしの状態で合図を受けてリリースするという単純作業を数回こなし,再び無言のままうちの中に入っていきました.

しかし,帰り際に息子にずぶぬれの親父に傘を差し出しておくよういいつけたようで,代わりに息子が出てきました.で,息子の差し出した傘は子ども傘から少し大きい55cmの傘.ああ,これでは私の背中により大きな雨粒が当たるようになっただけではないか...

で,後輪の作業に移り,再び4回目の召集をかけた妻が見たものはびしょぬれを通り越して,全身衣類が体に密着し,ちょっと歩くだけでも靴がジョボジョボいう状態で,メガネも曇り,疲労のため息も絶え絶えな私の姿なのでした.

そんなになりながらも作業は終了.玄関で全裸にならなければ家の中がびしょぬれになってしまうため玄関に足止めされ,しかも手が汚れていて自分で服が脱げない私は情けなくも妻にぴったりと体に密着したTシャツを脱がしてもらうといった体たらく.ああ,久しぶりの恥辱.(←わけわからん)

ひとまず体を乾かし,落ち着いた状態でテレビを見ると,大雨警報が千葉県北部にもでていました.しかもJR,地下鉄など交通機関にもかなりなダメージが出ている模様.鹿島ではクレーンが倒れていたり,もうそれはそれはすごい天候であったことをやっと把握しました.あとで一時間あたり60mm以上の雨であり,観測開始以来No2とかの集中豪雨だったようで,よくもまあこんな中作業したものだと自分で感心しました.やれやれ.


さて!ここでお楽しみの試運転インプレ.あんな大雨だったのにもかかわらず,1時間後にはなぜだか天候は少雨に変わっていて,なんだか損した気分.未だに路面はぬれていますが,水溜りもあんまり無い感じ.発進前にも念入りにブレーキを踏みなおしたので,いきなりブレーキが利かないなんてことはありませんでした.低速でまず普段どおりに踏み込みました.いきなりズバッと利くような感じです.ああ,こんな感じなのか...と思いつつ徐々にコントロールのコツをつかんでいくと,結構コントローラブルな感じになってきました.今までのブレーキペダルの踏み込み量の約1/3で完全に踏み込めるようになったのと,その短い行程の中でもかなりリニアに静動力が上がっていくのがわかります.決してかっくんブレーキではなく,どちらかというと私の好みの感じ.

まあこんなところいじる予定はまったく無かったのですが,ほんと偶然にいじってしまいました.それでもこれだけの効果が出ればとっても価値あるいじりだったのかな?と思います.また,次回車検までにいじっておいた方が良いところ(車検の項目であるにせよないにせよ)を,今後どんどんリフレッシュしていきたいなと思う今日この頃.

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