オイル交換と最近の状況

さていじるところがなさ過ぎて紹介することがなかなかないセフィーロですが,ようやっとネタが現れました.といっても何のことはないオイル交換です.交換するオイルというのも前回と同じXF‐08です.ただ今回のオイル交換はセフィーロ最後のオイル交換になるはずなのでちょっと感慨深いものがあります.

毎回毎回これで最後といいつつ車検を通してしまうので,もう半分オオカミ少年のようになっていますが,今回は本当に最後です.というのもなんと次の車の注文を入れてしまったのです.

新しい車が決まったのになんでオイル交換するのかと思う方も多いかと思います.でもそれにはかなりまっとうな理由があるのです.まだはっきりと車種は明かしませんが,その納車がなんと9ヶ月先なのです.こうなるとその期間の走行距離もばかに出来ませんし,少しオイル交換をせずに様子を見ていたこともあり,このままでは丸2年オイル交換無しでセフィーロが昇天することになります.今まで長い付き合いの車の最期に恩を仇で返すようなことをするのはどうも合点がいかない.まあそんなに葛藤が必要な感じでもなかったのですが,そんな思いから今回のオイル交換が感慨深いものになったというわけです.

で,いまさらオイル交換の様子をレポートしてもしょうがないので,セフィーロの近況をレポートしてみましょう.まず障害報告です.最近かみさんが一番気に入らないのがミラーがたためなくなってしまうこと.現象は多くの場合左ミラーで発生しており,特に湿度と温度の高いという条件が揃うと100パーセント発生します.

この現象はさかのぼること5年前から発生しており,ミラーのモーターに問題があると決めつけて中古のミラーASSYを入手して交換したものの治らずじまいで今にいたっています. 状態も徐々に悪化しているのも確かで,この夏には日中うんともすんとも言わないことがかなりあったようです.私は日中は多くの場合会社に行っていて,あまり被害に遭っていないので微妙にかみさんと私の温度差があるわけです.

次に助手席のウィンドウの動き.これは動かなくなるほどではなく,単に遅いだけなんですがかみさんはどうも気に入らないらしい.こちらも私にとってはたいして困らないので,あんまり気にならないところではあります.これもミラーと同じく高温多湿の条件で顕著.しかもエアコンを使用しているときに特に遅いらしいので,恐らくバッテリー電圧の低下を含めた複合要因のような気がします.もちろんミラーも同じ原因が効いているはず.でもこの車体に新たなバッテリーを購入するのはどうも気が進まないので,今まで何も策を講じることなく放置してきたわけです.確かに新しい車が来るまでの期間が意図していたものより長くなってしまったので,ここらへんで妥協してもしょうがないんでしょうけどここで負けたら男が廃る.もう少しこのインド製バッテリーにはがんばってもらいましょう.

あと電装系が原因と思われるところがひとつ.タコメーターが動かないのです.いや,正確に言うとエンジンを回転させると徐々に上がってきて仕舞いには振り切ってしまうという状態なのです.ごくたまにエアコンをかけているときにちゃんと動くこともあるんですが,それも一瞬な感じ.もうこうなってしまって2年が経とうとしていますが,車でタコメーターは無くってもそんな問題にならないので何とか乗り続けているのです.実は交換用のメーターASSYを入手済だったりするんですが,ちょうどその走行距離になったら交換しようと心に決めていて,近頃めっきり走行距離が伸びない状況になっているため,ついぞ交換できず仕舞い.今となってはこの振り切ったメーターが,ちょっとした弾みでピョコンと戻る瞬間があるんですが,走行中にそれが見れたときがちょっとした幸せなのです.

他は昔ニンジャのエンジンを積んだときにオイルが漏れトランクのフロアマットがオイルまみれになっていること.これはその時の経験を生かし,以降エンジンを積むときにはフロアマットは置いていき,代わりに段ボールやエアキャップを持っていくことにしています.私にとってはそのような教訓を与えてくれたいい思い出に感じられるところなんですが,かみさんにとってはトランクに入れたものがソッコー汚れてしまうわけで,かなり気になるところらしいのです.こんなもんフロアマットを換えれば解決するはずなのに,ここでも放置したまんまなのでした.

また,企画倒れに終わったものもあります.リアのブレーキパッドとリアスポイラーです.ブレーキパッドは企画倒れといいながらももし今後パッドが減ったら可能性はありますし,場所も取らないのでダメージはそう大きくはありません.

一方のリアスポイラーは今すでに純正がついているのでその必要性が全く無い上にすこぶる場所を取るので,いわゆる企画倒れの中でも最悪のケースになっています.そもそもなぜそんなものを入手してしまったのかですが,これが完全な思い付きなのです.日頃セフィーロに何かしらキラメキを持たせておきたい私だったのですが,リアスポイラーについては元々純正のがついているのであんまりなんとも思うこともなく,そのまんまでいいと思っていたわけです.が,一点だけそのリアスポイラーに不満を感じていたのです.それはリアスポイラーの下の汚れ.そうなんです.純正だけあってその控え目で低く抑えられたプロファイルの影になるトランクカバーがどうしても普通の洗車機を通すだけでは綺麗にならないのです.

そう言ってもスポイラーを外すのは私の嗜好に沿いません.逆に掃除を楽にするためといって年甲斐も無く背の高いカーボンスポイラーをつけるのはこっぱずかしいですし,洗車機を通すことが出来なくなってしまいます.そんな中セフィーロという検索キーワードでひっかかってきたのはオーテック製リアスポイラー.開始価格が安かったので,他に入札者が現れると思ってウォッチしていたのですが,これが現れなかったために落札してしまったのです.

ものは白で塗り直して使う積もりだったのですが,当然純正と思っていた取り付け穴が残念ながら違うというのが入手後になって判明し一気にトーンダウン.だって一旦取り付けても気に入らない可能性もあるわけで元に戻せないとなると,そこまでやりたかったことでもないので計画見直しと相成ったわけです.結局リアスポイラーは玄関に長らく立て掛けられたまま長期放置.これがまた想像した通り強烈に邪魔.家族の風当たりを一層厳しいものにしてしまったのです.

まあ企画っていうか思い付きでいろんなことをやって浪費してを繰り返しているわけですが,裏を返せばこれほど車齡が深くなっても全然交換部品が発生しないセフィーロってつくづく優秀な車なんだなと思う次第です.(ミラーはどうなんやっちゅーねん!)

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