デントリペア(その2)

デントリペアについては極寒の中での作業は向いていないということがわかって以来,ひたすら待つこと3ヶ月.とある3月にようやっと暖かな週末が訪れました.これなら以前実験した室内の環境とほとんど同じということで,作業開始のために車のそばまでAC電源を伸ばします.

で,デントリペア1式と,前回使い果たしてしまった清浄液の代わりのアルコールのボトル(飲むやつではないですよ,念のため)を持ち出しました.今回のグルーガンの先端の昇温時間は約8分ってところ.まあいいタイムではないでしょうか?しかし,前回突風の中付着したごみをそのままにしていたので,これを綺麗に拭い去ってから樹脂をバーに塗りたくります.

今回はそんなに苦労することもなく樹脂がバーに塗れました.貼り付ける場所はというとひとまずへこみの真中です.凹みについては約15cmの円形に中央部の深さ10mm程度のものでして,取扱説明書では広いものはあまり適さないようなことが書いてあります.でも何箇所も場所を変えてやり直せばいけるようですし,今回は真中をまずやってみてそこから次を考えていこうと思ったわけです.冶具を取り付けてネジをねじ込んでいきます.今回は十分な力もかかった状態で,凹みがわからないばかりか中央部が逆に引っ張り上げられて盛り上がっている状況にまでなりました.ちょっと接着力が強すぎて盛り上がってしまったらどうしようと思いましたが,程なくしてパッコーンという音と共に冶具が外れました.う〜ん,今日はいけるかも.

で,その初回の出来上がりはというと周りがまだへこんでいるので,その中央部分だけ相対的に盛り上がっているような感じ.実際キットには出っ張った部分を叩いてへこませるための樹脂棒も添付されているのですが,今回はひとまず周辺も徐々に出っ張らせてそれでも出っ張りが目立ったら叩くことにしました.

その周辺を同じように引っ張りあげていき,結構広い範囲にわたり合計10回までトライしました.その中でひとつ実験していましたので紹介しますね.それは樹脂の使いまわし.途中樹脂がもったいなく感じたので,一旦はがした樹脂を再びグルーガンの先端に押し付け溶かしてからバーに乗せて見ました.これをもって車体の凹みに取り付けて同じ作業をしてみたのですが,実はこれがほとんど同じ感触で使いまわせたのです.まあ多少引っ張り力は落ちるかもしれませんが,3回連続でこの使い回しを行ってなんとか最後まで同じ感触でつかえましたので,樹脂はそんなに汚れなければ4回は使いまわせるということでしょうか?

出来上がりです.もうほとんど凹みはわからなくなりましたが,極浅い角度で面を気にして見ると少しわかります.ここらへんは広い面積をデントリペアでやる場合はもう少しスキルがいるということでしょうか?まあこのぐらいであれば満足できる出来なので,デントリペアを購入した価値というのは十分にあったということでしょうか?

今後このデントリペアをバイクのタンクにいろいろ応用していこうかな?と思ったのですが,またまたジャンクのタンクがいっぱい増えると家族の目もさらに厳しくなってくるので程々にしないとね〜.

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