オイルでSM

前回のオイル交換は4月に入ってから.8000kmという走行距離は常軌を逸している感じですが,そろそろ交換しなければ前回と同じになってしまう強迫観念に駆られながら,それでも安いオイルを探している私が巷を徘徊しておりました.もちろん格安を探すがゆえにホームセンターを軸に探索していくわけですが,なかなか心の琴線に響くオイルが見つからないのはこの原油高のご時世無理もない話しなのでした.そんな中,以前レポートしたとおり,なぜか知らないけれど一部のオイルが安くなる年末がやってきました.目当てのいつものホームセンターにいくと,SUMIXの4リッターが1000円.な〜んだ,1000円じゃないの.1000円.4桁だもんね〜,ダメよね〜.と思いつつ素通りしようとした私の一瞥の光景にそのような安売りコーナーにおいて見慣れない文字が...

SM?そう,SM.に〜し〜お〜か〜す〜み〜こ〜だ〜よ〜(お前の話はつまらん!)のほうではなく,間違いなくAPIのSMなのでした.そう,以前はSMなんてグレードは夢のまた夢みたいな形で,やむを得ずSHグレードを入れてきましたが,何故だか今回はそのSHグレードとほぼ同じ金額でSMが格安投売りコーナーに並んでいるではないですか!しかも箱が凹んでいないし,オイル漏れもしていない.

実際のところ1000円というのも最近の中では破格の安さでして,これは私の頭が古いがゆえに心に響かなかっただけで,本当はここに間髪いれずに食いついていかないといけないところを,危うく逃してしまうところでした.危ない危ない.

ということで速攻で1缶ゲット.でもその日があまりにも年末だったので,廃油をそのまま年末年始放置しておくのもいやだったのもあって年末のオイル交換作業は据え置いたのでした.で,気持ち的には年明けすぐにやるはずだったのですが,なにやらバイク関連で忙しかったのでそのまま放置し続けることしばし.それでも気を振り絞って1月の末に何とか作業を行いました.

実際はオイル交換そのものを単独でやったのではなく,オルタネータベルト,パワステベルトのテンション増し締めを行うため,右フロントホイールを外し,インナーを取り外したついでにドレンを抜いたというのが正確なところなんですけど...出てきたオイルは例のごとく真っ黒.前回の走行から約7000kmで,記念すべき100000km跨ぎを果たしたオイルであり,当然といえば当然.次回こそは5000kmで交換してやる...なんてどうせ出来もしないことを感じながらオイルを抜きながらテンションを張りなおす作業に没頭する私.

なんでベルトの張りを調整しているのか?という疑問を感じた方にひとまず状況をご紹介しておかなければなりますまい.実は最近セルの回りが悪いことがあって,どうもエンジン始動に不安が付きまとっていたのです.実際オルタネータのベルトが滑っているような感触もありますし,この正月関西まで往復した割りに全然バッテリが元気になっていないのです.もうこれは充電系が悪いか怪しいインド製バッテリがそろそろ寿命なのかどちらかだと思います.しかし,少しでも両方を延命させたい私はこのベルトの張り調節とともにバッテリを外しての充電,電解液補充も同時に行っているという体たらく.ベルトは以前オルタネータのほうは交換したのですが,今になってみてみると,結構もうバリバリになっていて,これ以上テンションを加えてしまっていいのでしょうか?という状態なのですがひとまずこういった対策でお茶を濁してしまうのが私の私たるところ.

ということで,このオイル交換で調子がよくなったとしてもオイルがよかったかどうかを断言できない状況なのでした.案の定その後の試運転では調子がよくなっておりました.セルの回りも非常に軽く廻るようになっていて,低温時のオイルの粘土がさらに下がったのかどうかさえもわかりません.まあ,こんなメンテナンス内容を紹介してもどなたの参考にもならないと思いますが,このコーナー単に私の防備録になってしまっているという事実を忘れて読んでくださいね,このページ.

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