お次はアンダー(その2)

こけてから,2週間が経とうとしていますが,今週末はとってもお天気!もう絶対塗装やらナイト!ということで,朝から早速庭にカウルを設置.塗料は本当はチャレンジしたいウレタン塗装なんですが,今回もアクリル塗料で我慢です.プラサフはソフト99.クリアはホルツ.赤はデイトナのファイヤクラッカレッド.実は全部うちに在庫してました(^^ゞ.こんなんだから家族に白い目で見られるわけよね〜.

で,使用予定の缶を全て熱湯につけておきます.ここからはしばらくNINJAのほうのカウルのところをご覧ください.要は,念入りに,垂れる寸前まで吹くというのが秘訣です.で,とにかくクリアまで綺麗に塗って塗装は完了.あとは磨き.3日ばかり養生していざ根気最初の磨き.家族にすこぶる評判の悪いこの磨きです.室内で汚い作業をする上に,家族とのコミュニケーションを殆どとらず一心不乱に磨く父の姿に,家族は崩壊寸前.今度もやっぱりやってしまいました.さて,前ご紹介したNINJAのアッパーなんかは比較的凸凹が無かったので良かったのですが,これはエアインテークの凹みが多くって,結構大変.磨きにくいところが多く,時間が掛かった割には凹んだところには綺麗になっていません.

なんとか左右のカウルで光沢差が目立たない程度になりました.今回はコンパウンドを擦り込むのに息子の使い古した靴下なんかは使わず指を使いましたが,指紋がなくなっていませんのでまだまだなのかもしれません.が,いち早い復帰を期待している私は妥協してしまいました.まあ,これもご愛嬌と言うことで...(^^ゞ

さて,その週末に早速デカールをバイクやサンにとりに行きます.で,値段を聞いていなかったのですが,聞いてみてびっくり.なんと5000円近くする.単なるシールの癖に!と思うなかれ.結構大きくって長いので保管もしにくいようで,こんな部品までストックしていた川崎部品に実は感謝したいぐらいです!ちなみにアンダーカウルは4万円近くするそうで欠品中.このデカールはこの間まで欠品だったのが急遽出てきたようで,タイミング的にも非常にラッキー!

さて,これを貼らなければいけません.アンダーカウルと並べてその位置関係を照らし合わせ,シミュレーションします.やはり,中央ステー取り付け穴がずれていると目立つので,ここから貼るのが最適なようです.また,いやらしいのはその斜め上にある隆起部とカウルエンドの隆起部です.この部分でしわを作ったりしないように徐々に方向修正しながら貼らなければいけません.また,すぐ下には赤の部分とエボニーの領域のパーティングがあるので,これに沿って貼らなければいけない.なんとも制限の多いデカール貼りでしょうか?タンクにKawasakiマークを張るだけの技術とは格が違います.

あまり観察しすぎて自分にプレッシャーをかけても仕方が無いので作業開始.まず,途中まで穴の10cm程度行き過ぎたところまで保護材をはがします.で,おもむろに穴の周りが均等なギャップになるように,なおかつデカールのエッジが赤とのパーティングに平行になるように貼りました.ああ,2つのことをいっぺんに確実にやらなければいけないなんて,これだけで十分にプレッシャー!しかし,ここからがまた険しい道のりです.すぐに隆起部に差し掛かります.ゆっくりとこれをテンションをかけながら真っ直ぐになるように貼っていきます.

ここでひとつ問題発生.空気が入ってしまいました.隆起部の差し掛かりのところはまあ部分的に見れば窪みなのですが,ここにテンションをかけると浮いてしまうのです.で,エアーが入るのですが,これも徐々にチェックを入れながらやっていたのですがどうしても残ってしまいました.涙をのんで一旦はがして戻ります.しかもここはパテを盛ったところなので急にはがすと塗装ごと剥がれてしまう事も考えられます.従って慎重に慎重に剥がします.併せてデカールが伸びてしまわないように力の調整も考えなければ...あああ,もう私オーバーフロー寸前.さあ,剥がした後は再び隆起部に挑戦.でもどうしても少しだけエアーが残ってしまいます.一旦入ったエアを完全に出してしまうのはどうしても難しくって...さて,そろそろテール側のエンドの隆起部を貼り終え,逆サイドも貼れました.

さて,出来上がりを見ると,ああ,エアが目立つ〜!で,ところどころ色の境目など目立たないところにカッターを当ててエアーを抜いていきます.でもやっぱりちょっと目立つ〜.で,結局諦めてこのまま行くことにしました.ZXRに付けてみると結構目立たないし,光沢もなかなかです.以前は購入した頃からステーの取り付け穴周りにはひびが入っていたり,汚くタッチアップしていたりしたので,それより綺麗になりました.うーん,満足.でも乗車したときに目に付くところにグラスファイバシートが貼ってあるので,これが目立つ〜.まあ,今後の私への戒めとして,ここはわざと対策しないでおきましょう.


さて,試運転.エンジンはすんなり一回のクランキングで掛かりました.ちょっとプラグの一本がカブリ気味なのかもしれませんが,暖気が済むとすぐに通常に戻りました.復活です.で,乗り出し.今度は体のほうがついてきていません.やっぱりちょっと怖いです.この間CBRには乗っているのですが,安心してバンクを入れられません.しばらく直線道路でウネウネ走って体をならします.でもやっぱり白線の上を通過するときは緊張します.今日は氷点下ではないのにおかしいですね〜.30km程度走るとなんとか体も慣れていましたが,今一です.まあ,しばらくリハビリが必要と言うことでしょうか.まあ,古い車体ですから労わってやらないといけないのは勿論ですが,今後しばらくは思い切って廻せないかもしれません.やっぱりちょっと乗り方が変わったと思います.今後もしばらく試行錯誤が必要でしょうし,なんとか楽しく乗れるようにしていきたいと思います.

とにかく壊さないように乗っていくことを胸に誓って,あらためてZXRとの付き合い方を考えさせられる事件だったと思いおこします.ああ,もうこんな思いいや!

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