勝手口の交換(その7)

さて,前回下地処理をしたところをご紹介しましたが,これでやっとモルタルが塗れる訳です.といっても,今までの人生の中で立ち壁にモルタルを塗るなんて経験はありませんし,そもそもモルタルが初体験.まず何を買っていいかがわかりません.一応ホームセンターに通い,どのモルタルが量的にもお手軽さ程度の上でも適当かを見積もりました.その結果,5kg程度のモルタルを売っている店がありましたので,それをチョイス.はどこでもよさそうなので,結局一番近いホームセンターで別途購入.

唯一の道具であるコテはどうするかと言うことですが,塗る箇所が狭いので小さいものを購入しようか当初は思いました.しかし,いや!まず基本的なものからはじめるのが筋でしょうということで前回ご紹介したように100円ショップで売っているコテを購入しました(言い訳がまし一つーの.)

で,物がそろったら次の週末作業せざるを得ないわけです.

まず配合です.庭に放置されている使われなくなった大き目のフライパンに定量のセメントを入れ,それに砂,水を注いでいきます.一応セメントの説明書きにある量を入れたのですが,まだべちょべちょで壁に塗れる感じではありません.結局1.3倍程度のセメントを入れ,なんとか塗れるレベルの粘度になりました.

さて,緊張の塗りの一瞬です.実際は出気が悪くてもあんまり目立たない下周りからやるあたりがかなり女々しいのですが,一応コテでシコシコ塗っていきました.下回りは実際残ったモルタル層に浮きが生じていたりして非常に塗りにくかったのですが,なんとかこなすことが出来ました.これはひとえに下側に残った壁があったからでして,これがいきなりドアの脇の縦方向の部分でやっていては物にならなかったことでしょう.

で,満を持してそのドアの横部分です.ここは難易度が高いことはあらかじめ把握していたとはいえ,どうすればいいか全くわからずとりあえず取り掛かりました.まず,上からよりも下からのほうがやり易いというのは下回りの経験から明らかでしたので,下から上へ進めていくことにします.で,モルタルをこの縦部分に乗せるのが結構大変でして,乗せ切れなかった部分がぼたぼたと落っこちていきます.これではいかんということで,やり方を変える事にしました.まずコテを下側から壁に対して約30度になるように押し当て,その上側に空いたスペースにスコップでモルタルを流し込み,そのままコテを上に向けて走らせるというもの.これは結構効果があって,結構スムースに進めることが出来ました.でもなかなかうまく平面が出なくって,コテ先を適当にあてて何とかしようとするのですが,結果として傷口を広げるばかり.将にコテ先ではなんともならない状態です.

まあ,国語の深さに感慨をめぐらせるのもこれぐらいにして深追いは禁物です.所詮素人仕事と言うことで,完璧に綺麗に上げるなんて所詮無理な話とあきらめ,先に進めます.まあm,縦の部分はうまくいったので,次は上周りです.ここは意外に面積が広くって塗り込み画結構難しいところです.実際重力の影響で上下で厚みが変わってしまい,あまり美しくない仕上がりとなってしまいました.とほほほ.

で,ひとまずの出来上がりが写真のような状態.まあ,ずぶの素人の作業にしては上出来と恒例の自画自賛モード全開.まあ,あとは周りとのつなぎや塗装はどうすんのよというお話がありますが,ここは自己満足で今回の峠とも言える1章を終えることが出来たと言うことで,途中までの一件落着というところでしょうか?

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