物置の修理

バイクの作業で工具がたまる一方のうちの物置.その作業のたびに上の棚にくそ重いツールケースをよっこい正一(←古い)と押し込むわけなのですが,この作業もだんだん堂に入ってきたかな〜.と思いつつもさらに重くなっていくツールボックス.ツールボックス自体はプラスチック製の15年選手.すでに蓋がヒンジの部分で破壊され,すでに開閉という機能は無くなり,蓋は載せてあるだけという有様.そのためツールボックスの底を持ち,上の棚にかなりな勢いをつけて載せるわけです.

そんなある日,作業が済んで一通りの後始末を終え,ツールボックスを棚に載せたところ大音響とともに上の棚が落っこちました.見てみると,物置の棚を止めている樹脂製のパーツが真っ二つに割れてしまっています.あちゃ〜.ツールボックスがあまりにも重くなってしまったのかしら?それも毎週末その載せたり下ろしたりを繰り返しているということで,プラスチック部品が長年の酷使で疲労破壊してしまったということですな.

かといってもこんな症状が出たからといってこの物置を買い換えられるほどブルジョアではない私.なんとか物置が以前と同じように使えるようにしてしまわないといけません.こりゃ本日は作業終了と思ったのもつかの間,思わず作業再開となってしまったのでした.

まずこんな状況をどうやって修理するかですが,まずその壊れたプラスチック部品がどのような機能を果たしていたかを調査せねばなりません.見た感じでは物置の内側の柱に開いた四角い穴にそのL字型の出っ張りが入り込んで,残りの3角の部分が外に出て,そのまま棚を支える構造です.このL字の部分が度重なる衝撃でせん断破壊したわけで,この部分をとにかく金属で作れば何とかなりそうです.

何かこの材料になるものは無いか?と工具箱を探したところ,出所はわかりませんが,この四角い穴の幅より小さい鉄板が出てきました.先端が半円状に曲がった形状になっているのと平板部分に穴が開いていたりするので,ケーブルを留めるための金具だと思いますが,これを一旦叩いて平坦にします,あとはペンチなどを利用してZ型に変形させて行きます.ちょうど曲げた板の隙間が板金2枚分ぐらいになるまで曲げて行き,とりあえずこれを4枚作成.

かなりいい加減な寸法ですが4枚ともほぼ同じ取り合いに曲げた先は長いほうと短いほうを作っておきます.この短いほうを柱の四角い穴に入れる方向に引っ掛けます.長いほうが表に出ていますので,ここに棚板を載せるようにします.ちょうど棚板の折り返しがちょうどこの長いほうの部分と柱の隙間に入り込むようになっていて,かなり想定していたより剛性は確保できる感じです.

工具箱を勢い良く何度か置きましたがビクともしません.これで安心して工具が増やせるということで,めでたしめでたしなのでした.

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