湯沸し機の故障対応(その2)

さて,修理の方針が固まったらGW中に何らかのアクションを取らざるを得ないでしょうということで早速一旦戻したカバーを外し,水漏れの状況を確認します.まず,水漏れしているセンサーはその位置から流量センサーのようです.ということは頭に載っているのは近接センサもしくはそれに類するものでしょう.ということは中にフロートがある可能性がありますが,なんにせよ開けてみないことにはわかりません.上蓋は4箇所のネジで留まっていますが,その中央あたりから霧状の噴出しがあって,明らかに圧力に負けてしまっています.まず電源を抜いて,水道のバルブを閉めたらこの蓋を取って,状況を確認します.

正面のカバーだけではドライバーがすこぶる回しにくかったので天板も外して上から力任せにネジを緩めましたが,あけてみると,蓋にヒンジがついていて,そこにマグネットのようなフロートが付いているだけでした.手前側から流れてくる液圧でこれが跳ね上がって流量を検知するタイプで,隔世の感があります.で,蓋のウラにはゴムパッキンが付いていますが,どうもこのパッキンはまだまだ軟らかく,変形も多くないので使い回しが効きそうです.まあこれがダメでも部品の取り寄せは絶望的ですから,最悪手持ちのゴムシートを使ってパッキン自作を考えていたのですが,それは今回必要なさそう.となるとどこが悪いのかな?ということで蓋を良く見てみると...

なんと思いっきりエビ反っているいるではないですか.まさか初めっからこうなっていた筈はなく,これは恐らく凍結によるものでしょう.確かに写真でお分かりのとおり,もう凍結防止ヒーターも濡れ濡れで逝かれかかっているような状態.まあヒーターを直すのは大変ですが,この水漏れをなんとかすることぐらいは出来そうです.

ということで蓋を修正したのが右の写真.部分的にやさしくハンマーで叩くなりしてエビ反りを見事に逆エビ化してやりました.で,当たり面や周辺を清掃してパッキンを定位置に戻して,蓋とセンサを載せ,ネジを均等に閉めて,取り付け作業自体は終了.さあ緊張の一瞬です.バルブオープン!

配管内部に残ったエアが勢い良く流れる音がしましたが,センサ周辺からの漏れは一切なく,これで無事解決.まあヒーターが切れていると思いますので,来年も水漏れしたらこの蓋をハンマーで修正することにして,またしばらくジェットバス付きの生活を担当することが出来そうです.ちなみに今回は驚愕の出費ゼロに抑えることができました.あと何年持つやらわかりませんが,使えるものは使い倒さないとねっ!

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