オルタネータベルト交換(その1)

最近update頻度の極低いZXRですが,ちゃんと生きています.といっても完調では有りません.ちょっとのってからエンジンをかけようとするとセルが廻らないのです.これは充電不足の証.心当たりはあります.それはオルタネータベルト.

そうなんです.ZXRのH型の10年を経過した車体に発生するヤレの中でこれが一番有名なんですが,走っているとキュルキュルうるさくなり,果てには充電不良で不動車になってしまうというもの.このキュルキュル音はもう長い付き合いで,2000年ぐらいから特に寒いときにキュルキュル音がしだしまして,最近では春夏秋冬関係なく発生.ついには私の五感の中では,搭乗中の欠かすことの出来ない音にまで格上げされているといった始末.

しかしこの冬に,この音が消えてしまったのです.これはやばい.いえね,この音って,少なくともオルタネーターが廻っているから発生しているわけで,音が散々発生していたのが急に消えるってことは今度はオルタネーターが廻らなくなったってこと.こりゃ一大事.でも遠乗りは無理にしても近場を少し走る程度だったら,帰りのセルが少し弱いだけなので,何とかだましだましここまで来た当感じなんです.

で,そんなんならすぐに交換すればいいじゃないと思ったあなた正解です.単に面倒くさかっただけで既に新品のベルトは入手済み.問題はオルタネーターベルトを取り替えた後にオルタネーターを適度な力で持ち上げてベルトに定格のテンションを与えなければいけないのですが,これを行うのに特殊な工具が必要なのです.で,この工具が15000円以上もする...これはさすがに買えませんので代替案を考えていたのです(←いいわけ).

まあ言い訳はその程度にしておいて,まったく充電しないのは困りものなのでこうなってしまったからには交換です.休日の朝早くから作業.久しぶりに上周りを全ばらし.今回は自分でエアクリーナーボックスを外すので,ソケットレンチのエクステンションバーを購入しました.これがないとエアクリーナボックスが外れないので,今まではメンテナンスの幅が限られていたんです(限定するいいわけにしていた?)が,これでほとんどの作業が可能になりました.お次はキャブも外します.最後にオルタネーターベルトカバーを外します.このカバーですが,8mmのネジ2本でとまっているのですが,レンチを廻すスペースがなくすごく廻しにくい.もう,四苦八苦しながらようやっと廻しました.上から見ると,そんなにベルト自体は汚くないんですが,テンションまったくかかっていません.

で,オルタネーターを外すため,アンダーカウル,スプロケットカバーを外します.オルタネーターをとめているネジもかなり奥のほうにあるので,今まで手持ちのレンチでは廻らなかったのですがKTCのやつを新たに購入しまして今回初使用です.クキンという音とともにネジが緩みました.コネクタを外してオルタネーターを外してみると,ベルトは取れました.そのベルトはというと,もう散々な感じ.もう外形は長楕円の形状を記憶して久しい感じ.これがキュルキュル音の源だったんでしょう.ベルトの内側の肝心の溝はというと,もう鱗のようにささくれ立ってしまっています.これでは廻らんわな.

さて,オルタネーターの取り付けに掛かる前にちょっとブレイク.

つづく...

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