仕上げ

車検も終えて普通に公道を走れるようになった我がNINJA.走りのほうは,まあこんなもんなのでしょうか?やっぱり昔乗っていた750Rよりは低速が物足りないような感じがします.これは900Rのフルパワー仕様(ただし全長が長いのでA7以降だと思う)がついているのとキャブのメインジェットが2番手ばかり上げてあるがゆえと思いこむことにしました.巡航速度はやっぱり昔750Rで一番気持ちが良いと思っていた速度と変りませんし,まあ,こんなものなのでしょう.キャブの同調でも取ってやれば良いんですが,最近になって特に週末に時間がなくって(←面倒くさがり)...

あと怪しいところはブレーキングの時,フロントがちょっとだけガガガとなるところ.どこがいけないか大体推測できているのですが,これがブレーキローターの荒れ.実は購入してからわかったのですが,前のオーナーがブレーキパッドを表裏逆に付けてました.ブレーキパッドはたくさんあるということで購入していたのですが,ローターが片側だけ荒れているな〜と思って,厚みを確認するために覗きこんだところ...ん?ベースがローターに密着している.しかもベースの後ろになんかある???で,キャリパーを外してみるとぽろっと可動側のパッドが外れました.裏側に筋がついてる(T_T).そんなこんなでちょっとささくれ立ったローターは車検場への行きかえりだけではフラットになってくれず,ブレーキを握りこんで止まる寸前にガガガと来るわけです.まあこれはそのうちなんとかなるさと我慢することにしました.しかしガガガがステムベアリングの緩みで起きている可能性も私のプアな感覚では拭い切れないので再度締め込みを行ないました.この部分は摺動具合を見ながら締めこんでいくのですが,私の手持ち工具では限界まで締めこんでもこんなもんかな?という程度です.ゴロ感はありませんがそれなりに重い感じにはなりましたのでこれで良しとしました.

次に燃料計の修理.といっても燃料計のゲージASSYがタンク内の錆びを拾って,ちゃんと動かなくなっていました.よって,これは手持ちのパーツで交換(←そんなもんもってるなよ).実はこの修理をするのに少し時間を要しました.というのはフルタンクの状態では,ゲージを交換するのにいちいちガソリンを抜かなくてはいけない.よって車検場までの往復を経てハーフタンクの状態になるまで放置していたのです.タンクを外し,ほぼ鉛直に立ててガソリンが漏れないような状態にし,交換してちゃんと動くのを確認して,完了.

次にクーラントの補充.なんか水温の上がり方が尋常でないような気がしたので,リザーバタンクを見てみたらうーむ.減ってる.念のためオイルの状態を確認してみたところ,リークしている感じではなかったので,満タンにしてリザーバータンクにもUPPERレベルよりもちょっと高いぐらいに補充しておきました.その後はあまり液温が高くなることはなかったのでこれでよし.

次にリアブレーキの鳴き.これも尋常でない感じでした.ちょっと深く踏み込むとゴゴゴとキャリパーが振動します.ローターがおかしい感じではなく,どこかの締結が甘いのでしょう.いろいろチェックしましたが,ありました.締結が甘いところ.それはアクスル.NINJAの場合アクスルは外側にスナップリングが掛かっているのですぐさま抜けてくるはずはないのですが,非常に危険です.締めなおしたところ,変な鳴きは消えました.

色々ダメなところを徐々に直していくというのは,今後もしばらく続いてしまうのでしょう.まあ一応仕上げと言うことでこんなもんでしょうか?何はともあれ,どんどんまともなバイクになっていって私はうれしい.くー!

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