外装をなんとかする(その4)〜グランドフィナーレ

さてここで今の今まで忍者製作記Uがここまで長丁場になってしまったいいわけについてお話しましょう.まあ理由を言えば簡単で,エンジンが本調子なのかどうかという点である意味疑念を持っていたのですが,製作記Vのニンジャの完成とともにその疑念が消えうせたことがこの製作記の終焉に大きな意味を持っています.で,この製作記をにエンジンをあんまりいじくらないでよい(=いじりにくい)状況にすることをもって完成としようと思ったのです.そのいじりにくくするものというと何か?そうです.アンダーカウルの装着です.アンダーカウルっていうのは脱着がとてもめんどうなので,そうそうエンジンをいじりたくなくなるかも?と思って今までつけずにいたのです.

私はニンジャのアンダーカウルは肯定派なんです.アンダーカウルは多少重くなったり外観がまったりしてしまったりしますが,高速走行でのアンダーカウルの存在はエンジンの熱逃がしに非常な効果を発揮するといわれています.発売当初の情報なので今となっては定かではありませんが,メーカーが言うことなんだからそれは信用しましょう.ということで, 以前から私はいつアンダーカウルを付けようか迷っていたのですが,ついつい今まで付けず仕舞.前述のようにグルニエにはたくさんのアンダーカウルが重ねておいてあるような状況であり,少しでもこれを減らす意味でこの機会を利用して付けてしまいましょうということになったわけです.

くだらない思い込みの話はここまでにして早速装着.まずタンク.これはもうガソリンがもともと残っている状態でそのまま塗装したので,1週間の養生のあとに搭載.次にテール.テールはグラブバーなんかがあって結構面倒なんですが,何度も着脱しているので慣れたもんです.ここまで付けると,結構ライムグリーンぽくなって,ちょっと感激.サイドカバーを付けてあとはフェンダー.ホイールははずさないでちょちょいと付けます.フロントカウルは多少時間がかかりますが,これもまた慣れたもの.もうここまでくると完全にライムグリーン化完了という感じ.

さて意外にもここからがメインイベント.センターカウル,アンダーカウルの装着です.まず,インナーです.これも結構場所をとるものであって,センター,アンダー合わせて4ケ.あとアンダーカウル用にエンジンの下に付ける板金のステーがあります.これら一式でおいていると室内では結構な容積を必要とするので,これを車体に付けることは別の意味でも喜びを感じる私.

インナーが一式ついたらセンターカウル.アンダーカウルと付けていきます.アンダーカウルとセンターカウルをつなぐネジは,パーツやさんで買った純正部品.だって黒のトラスネジってあんまり売ってないし,樹脂ワッシャネジの頭の径にぴったり合ったのがなかなかなかったりするので,ここらへんはこだわってみました.

下回りのネジをとめて,完成です.ちょっと遠くから眺めてみて悦に入ります.なかなかアンダーカウルのついたA2ライムって見ることがないので,非常に深い感慨を感じます.同時に今回の製作記Uを振り返っていろいろな思いが巡ります.反省するところというといっぱいあるんですが,まあすべて自分なりに解決できたので自己満足の範囲でという点では満点でしょう.あと今回いろいろとトラブルがあったり思い込みでいらない作業をしてしまったりしているんですが,それらすべては自分なりに知識として吸収するところが多かったのでこれもよしとしましょう.

とにかく完成といっても今後乗り続けるわけで,メンテ記録として別コーナーで取り上げていきたいと思います.今まで長い間ご愛読いただいた皆様,今後もよろしくお願いしますね〜.

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