リアブレーキをステンメッシュに

乗り味と言う点では音以外ではほぼ合格点なんですが,やっぱり気になるところが無いわけでは無いのがリアブレーキ.ブレーキホースはいわばジャンクから取ってきたもの.キャリパーは一旦ピストンの清掃なんかを経て搭載されているのですが如何せんそのタッチを決めるホースは怪しい履歴なわけです.案の定リアブレーキに関してはコントロールしている感覚が全く無い.したがってZXRの時にも実績のあるリアのステンメッシュ化を実施します.

しかし,新品をおごるはずも無く勿論中古です.今回はヤフオクでまずフィッティングを落札しました.これは新品.う〜ん,結構な値段になりましたが,これはこれでいいかな?という感じ.というのはここからが正念場.メッシュホース自体は多少古いものでも十分なタッチ向上が見込めるので,少しでも安く調達するというところでは以前の破壊されたものの再生でもいいかな?なんて思うわけです.で,今回はBrosのリアブレーキASSY(マスターとキャリパー付き)をこれまた他の商品と同時落札.実質送料合わせても数百円という感じで長さ約800mmのステンメッシュをゲット.ものの状態ですが,今回は破壊されているわけではなく,フィッティングが多少色あせている程度.まあ,色にはこだわらないのですが,フィッティングにひび割れなんかが出来ていてはいけないので外観チェックをします.一応微細なものを含めてクラックなんかはないようなので,採用です.

で,ニンジャのリアはというとこんなに長くは無いので,一旦もとのブレーキホースを取り外して採寸し,もともと付いていたスパイラルチューブを撤去後純正の長さにあわせてグラインダーを使って直角に切ります.その先端に新しく購入したフィッティングをつけます.新しいスパイラルチューブを巻いて完成.出来上がりはというと,う〜んスパイラルチューブが新しくなったのでホース自体は非常に美しいのですが,左右のフィッティングの色調の違いには閉口です.

取り付けそのものはとても順調.ものの10分で取り付けとエア抜きが終了したので,物足りなくなって3倍ぐらいのブレーキオイルを使って丹念にエア抜きを行いました.小さい気泡が全くでなくなるまで約5分,シコシコブレーキペダルを押してはブリードバルブを緩めを繰り返しました.最後はリザーバのupの位置までオイルを満たし,ペダルの押し込みをしつこく行い,これで完璧.


さて,試運転です.結果から言うと予想通りでした.コントロール性が格段に向上しました.単に信号で止まる瞬間にも非常に安定してとまることが出来ます.コーナーリング中のリアブレーキにも不安が払拭されたのでバンバン使えます.普段はあんまりやらないUターンなんかも試してみたりして効果に酔いしれます.

結局2千円以内でこんな効果を挙げられて,音消しが順調に行かないのを尻目に乗り味だけ向上していいのかしら?

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT