迷い

さて大物の部品調達が済んでからいうのもなんですが,これで忍者をまた組むとは決まっていないのがなんとも情けないところ.この時点でZX-9Rはとっても元気.GPZ1000RXはその横で進行中.忍者も長距離ツーリングにもそこそこ耐える(っつーかポジションが楽なので一番出番が多かったりする)状況でした.忍者なんかは組んでから3000km以上を走破し,ZXRなどの以前のバイクも含めてここ10年で一番ハイペースで距離を伸ばしています.

そんな状況で1台売ってまでこの一台を組むのか,それとも部品で売るのか...前回も申しましたが,部品で売るからにはエンジンの状態をちゃんと確認してからということになります.確認にはベンチテストルームでもあればいいんでしょうけど,そんなものはないので走行できる状態にしてからでないと正直なところ納得できない.

それに加えてうちの忍者関係の部品在庫が私を悩ませます.その時点で外装は2揃いがグルニエと和室の自作スペースに放置されておりました.まあ,不揃いも含めると都合4台分ぐらいのスペースを食っています.これに足回り,ホイール,小物部品など大変なスペースを占有しています.殆ど部品を買い足さずに組める(というか部品を消費できる)というのが組む上での旨み...

となると痛みは?実際組み始めてから結構な苦難が待ち受けているのは今までの経験から容易に想像できます.クラッチの噛み込みなんて今まで経験のないことですし,容易に克服できると踏んではいけない状況です.でもそんなものはあんまり痛みではありません.むしろバイクを弄る時間が必要になるということは前向きに考えねば.(←異常思考)

やっぱり一番の痛みといえば好調な3台のうち1台を手放してスペースを確保しなければいけないということでしょう.この時点で結構組み上げる向きに姿勢が変わってきていますが,結局どれを手放すかがまた難しい.一番愛着が薄いといえば1000RX.まあ,欠品も多くなってきて部品の入手に困るような状況ではこれを手放してもいいかな〜?と一時は考えました.でも待って!そんな苦難があってこそ楽しいんじゃない!(本当に異常思考)ということでボツ.

次に9Rは?う〜む,9Rはある意味スパルタンな部分を担ってもらっているので,これを手放すとなると一気に自分が老け込んでいってしまいそう.そういった意味からも一番の売り時でありながらも候補からは落選.最後に残ったのが忍者.確かに忍者を組むのに忍者に出て行ってもらうのは一番理にかなっているわけですが,1から自分で組んだある意味記念碑的な車体でもあります.今までの経験でウィークポイントもわかってますし,それを分かりながらも一番ハイペースで距離を伸ばしてきた実績もあります.忍者3号機の完成度の高さを目の当たりにしておきながらもこちらをキープしておいたといういきさつも合って,いまさらこいつを手放すなんて...

でも結局決めました.といってもこのページではあえてそれを明かさずに進めることにします.方針はとにかくこの新しい忍者を組むということ.あとはどの車体になるか分かりませんがとにかく1台が出て行くということです.さてそうなると足りない部品集めということになりますね...また場所が厳しくなってくるな〜.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT