さよならニンジャ7号機

なんか車検前に手順が悪くてゴタゴタしてしまった印象があったニンジャ7号機.それにエンジンをここまで開けたケースも今まではなかったので(腰下だけ開けて粉々になったミッションを入れ替えたのはありましたが),少し不安もありました.でも全くといっていいほどトラブルはなく,やったのはオイル交換ぐらい.車検を取ってナンバーが結構縁起の良い並びだったこともあって,半年ぐらい経過しました.

その期間,乗ったのは近所のチョイノリと東京に出る時の足ぐらいでツーリングと呼べるものはありませんでしたが,高速でもなかなか良い走りをしてくれていましたので,ツーリングでもそんなに問題は出ないように感じていました.そんな中,今までと同じように車体の保管スペースの都合が発生してしまいました.ちょうどその時期車体に問題を抱えていない自信をもって売りに出せる車体がニンジャしかなく,泣く泣くですが7号機を手放すことになりました.

1回目の出品でかかった部品代,油脂,補修材,塗料,車検の際の出費分などを加えた額とほぼ同額で買い手が付き,休日の業者引取となりあっけなくニンジャは私の手の元を離れていきました.せっかく調子の良い車体だったのですが,まあニンジャだったらまた組むこともあるだろうということで納得します.

さて,今回の振り返りでもしてみます.まず今回は書付きで,エンジンブローとコメントのある車体を購入しました.この点クラッチ噛み込みと銘打ってあった5号機に似ています.確かにあのときは一回エンジンを組んでからミッションのギア破損が判明し,一旦車体から降ろして腰下を分解したりしました.今回は出品者の方に運搬してもらって丸車状態からいったんばらして,そのばらした状態でエンジンを開けましたので,少し私としても進歩しているのかなと思います.

まあいずれにしても運搬の都合だったり,保管場所の都合で車体をばらしてしまうので,もうフレームに書類があろうがなかろうが全然関係なくなってしまっているのが,自分でも少し笑えます.ただ,他の車体では単なるレストアになってしまってもニンジャについてだけは頑固にフレームとエンジンが別になった状態から組むという鉄則を守っているのは無意識のなせる業なんでしょうね.

ただ,今回の車体は6号機の時のように在庫部品の消化という点では,外装やラジエターなど以外の欠品はないような車体でしたので,あまり効果がなかったように感じます.次回はちゃんと部品在庫を消化できるように進めたいなと思う次第なのです.

恒例のGPz900Rニンジャ7号機の思い出写真はこちら

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