さて,この車体には種車と入手したときにおまけとして車体から外れた状態でメインスタンドがついていたのですが,未だ組立の中で車体に取り付けておりませんでした.というのもその取り付けのボルトとスプリングの入手に踏み切っていなかったからです.というのもそれらは単体ではなかなかヤフオクにも出品されることはありませんし,かといって新品を購入するにしてもパーツのお値段として決したお安くないのですが,ほかのパーツと一緒に購入して送料をお安く上げたかったからに他ありません.

で,そろそろ車体が組みあがってきて新品純正部品で交換部品などをまとめて購入する時期になってきたので,ようやく重い腰を上げて購入に踏み切ったのです.まあ,今までメインスタンドがないのでスイングアームなどに算木をかまして車体を水平にしたり,手間のかかることをやってきましたが,これでようやく解放されますね.

で,手間がかからなくなると喜んでいた矢先,作業を開始して早々そのメインスタンドの組み込み作業がすでにものすごく面倒なことになっていたのに気づきました.というのもメインスタンドを止めるねじはマフラーのエキパイ側を外さないと付けることもままならず,手持ちの工具ではサイドスタンドスイッチを外さないとそのねじを回せなかったりするのです.なので,一旦マフラーを外し,ラジエター,ラジエターステーを外し,エキパイを緩めて写真のような感じで隙間を作ってようやくねじの挿入ができるようにして何とか組み立てました.そういえば今まですべてのニンジャにメインスタンドをつけてきましたが大概エンジンを組み込むときに同時に装着していました.こんなに後になって取り付けるのは初めてでして,この期に及んで初めてメインスタンドはマフラーを取り付ける前につけておくべきと認識した次第であります.

今回はそんな悲しいトピックだけでは申し訳ないので,もうひとネタ.サイドカバーです.いつもは外装の中でかなり初期段階で補修,塗装するのですが今回はこんな感じで中盤以降になっています.というのもサイドカバーについては使用できる在庫が一つもなく,その入手に時間がかかっていたわけなのです.その入手に手間取る理由がそのお値段でして,以前,といっても15年以上前にはニンジャのサイドカバーって投げ売り状態であったわけなんですが,新車が買えなくなってずいぶん経過した今となっては希少価値が出てきたのかずいぶんと高額で取引されています.そんな背景もあって今回は左側については写真のようにエアクリーナーカバーの部分が切断されたもの,右は切断されていないものということで,変な組み合わせで補修,塗装していくことになってしまいました.

まあ補修自体はそんな大変でもなく,塗装ももう慣れたものです.最後にシルエットカメオを使ってサイドカバーの型式ロゴのステッカーを作成し,貼り付けて終了.いつもはこの上からクリアを吹いたりするのですが,このカッティングシートの場合結構な粘着力でして,剥がれることもないということでクリア,ぼかし剤を吹いて乾燥した後に貼っています.

車体に取り付けていつものニンジャのテール周りを眺めて悦に入るという行為にいそしみます.あ〜,やっぱり何回見ても飽きないわ〜.