いつも燃料タンクについては最後の方に取り掛かって時間を要したりしていますし,前回なんかは一旦車体に取り付けてから燃料漏れが発覚し,それも燃料センサー部というちょっとやそっとじゃ修理できないところだったもんですから,あえなく2つ目のタンクを補修,塗装しなければいけなくなり,さんざんでした.今回はその反省も踏まえ早めに取り掛かって燃料漏れなんてことがないように万全を期そうと思います.
今回のネタになるタンクはかなり古い年式のものらしく後ろからのホース口が2つある前期のもので,厚めの自家塗装でZX-12Rとかのメタリックのライムグリーンが塗られています.でも,タンクの下周りの表面に塗装の浮きがあったので,こわごわ剥がしてみたところ,案の定ガソリンの滲んだ跡があります.これが下の溶接部のみだったらよかったのですが,あいにく少し高い位置,すなわちガソリンがキャブにオーバーフローして流れていってもかろうじて残ってしまうガソリンの液面に沿ったライン近傍に左右とも1ケ〜5ケの小さい滲みのポイントがありました.まあこの程度であればロウ付けして補修は可能でしょうけど,問題は中がどうなっているかです.一応錆が結構出ていますが,このガソリンの液面のラインを除けばまだ使えるレベルということで,この部分の塗装を一旦剥いで,穴をロウ付けで塞いでいきます.
で,一応内部の錆取りをしようということで,今回モンキーダンクの残った液を使用します.一応これで2回目ということですが前回から時間がたっているので,その効き目のほどは疑問ですが .で,一応1週間入れて放置してある程度錆が落ちたんで,効果は半減ぐらいって感じでしょうか?でもちゃんと乾燥しておかなかったらすぐに錆がでてきてしまいましたが,ここらへんはフィルターを追加することで許容しましょう.まあ水とはいえ1週間放置して漏れていなかったので,このタンクはロウ付けの効果ありで,下周りも漏れにつながるような不具合はないとみていいでしょう.
あとはいつものような感じで補修,塗装を行います.以前この錆取りと補修,塗装の順番を逆にやって,えらく手間がかかってしまいましたが,ここらへんは私にもちゃんと学習機能があるっていう証拠を見せておかないといけませんよね.色はやっぱりA2ライムグリーンです.もう何回も塗っていて手順が分かっているのと,やっぱり好きなんですよね〜A2ライムグリーンが.ちょっと浮気してA11のライムグリーンもやってみようかとも思うのですが,ついついA2のほうをやってしまいます.ラインデカールの走らせ方もA11のほうがトータルで見ると楽なんですけどね.
さて,塗装も最終のウレタンクリアを塗って塗装は終了.漏れ確認もできているということで,タンクについてはあとは車体にのせるのみ.早めに完成させると今度は長期間家の中で保管しなければいけなくって,その間傷をつけないようにとか結構気を使うんですが,その分車体を早く上げればいいわけで,ここで一気にペースアップと行きたいところですね.