涙のADSL(その5)

さ〜て,繋がっては見たものの遅いし次のような不具合があり,ちょっと不満な私.

・電話が掛かってきたり電話をかけると強制切断される.
・モデムのADSLランプ点灯状態になるのに5分かかる.
・ノートPCでしか繋がらない.
・そのときなぜかデスクトップPCの電源が入っていないとADSLランプ点灯にならない.
・速度は33Kか40K.

で,こんな不自由な非常時接続定額料金ナローバンド状態をなんとかしようと私は立ち上がりました!まずノートPCでしか繋がらないのは何故か?しかもその時に用も無いデスクトップPCの電源を入れなければいけないのは地球にやさしくない.何と言っても操作も複雑なので,この状況を打破しなければ妻は使えません.よって最優先で対応です.

まず,なぜデスクトップにLANケーブルを入れていないのに電源を入れなければいけないか?それは電源か電話線で何かしらの影響がモデムに及んでいるということです.アースを取っていないとはいえ,モデムとデスクトップPCの間にはノイズフィルタ付きのタップがありますので,こちらが問題であった場合何をしていいやらわかりません.よって,まずデスクトップPCのモデムに刺さっているモジュラーコネクタを抜いてみます.

すると!なんなく繋がりました.うーん, 以外に簡単.しかもスピードは53Kにアップ.ちょっと目の前が明るくなったような気分です.

次にモジュラーケーブルの長さを変えてみます.ノイズの耐性を上げるにはいらない配線をなくすことがまず必要.よって今までデスクトップPCに繋がっていたモジュラージャック分の分岐を無くし,スプリッタに直接電話からのモジュラーを刺します.次にスプリッタまでのケーブル長ですが,極端に短くすることにしました.コネクタカシメ器を買ってきてもうこれでもかと言うほど短いのを気合入れて作ったのですが,気合入れすぎてプラスチック製のカシメ器が一瞬にして破壊されてしまいました.力を入れすぎたようです.とほほ.しかしなんとか残骸を利用してほんっとに短くっつくったのでせっかく念のため用意したフェライトに1ターンしか出来ませんが,これでいいでしょう.スプリッタから電話までのケーブルも然り,最短のものに変更.モデムの周りも電源,モジュラーケーブル,LANケーブルの全てにフェライト攻撃!で,速度を計ると53Kと全く変らず.これは悔しい.どうやら電話の位置にも左右されるようです.壁側モジュラージャックにいかに近づけても変らず,何故かそのそばのスピーカーの上にモデムを置き,電話機をその前に置くと最高速の67K!が出ました.う〜ん微妙...

さてお次はデスクトップPCでどうなるかを次にやってみる事にしました.デスクトップの場合,隣の部屋までLANケーブルを延ばさなければならず,これが速度を遅くすることが考えられたのですが,一発目つないでみての速度は案の定47k.ケーブルを変えて,8極全てに線があるものではなく4極のみのものに変えてみると,今度は36k.失意の中ケーブルを戻し,そのままの環境でケーブルの先にノートPCを繋げてみるとなぜか67k!ということはデスクトップのほうがノイズレベルが高いと言うこと??まあ,自作PCの宿命かノイズは市販PCよりも高いのかもしれません.

電話のほうにNTT-ATの2極のノイズフィルタをつけたり,電話を外してみてもこの速度は変らないので,どうやら限界のようです.

とりあえず諦めたところにモデムのファームウェアの更新のお知らせがトーカイのWEBにupされました.早速ファームのアップグレードをしたのですが最新のファームではモデムの電源を入れなおした後IPアドレスの再取得をしなければいけないようでちょっとややこしい.速度はその前後で一向に変化ありませんでした.でも,浮動IPよりは通信が安定するのでは?と思いそのままにしてあります.妻もそのうち電源を入れなおすと繋がるのでなんとか使えるとの事.しかし,このままの状態でも

・電話が掛かってきたり電話をかけると強制切断される.(←変わらず)
・モデムのADSLランプ点灯状態になるのに2分かかる.
・今のところ繋がらないことは無い.
・デスクトップPCでの速度は33から55Kをふらついている.

それにしても自虐的な環境です.この環境を”やっとADSLが繋がった!”と人に説明しても,”何それ?ダイアルアップと同じじゃん”言われるのが快感であったり情けなかったり.これ以上の対策は電源を無理やり3極にするか簡易アースをとるか,また現在の木造家屋を鉄筋の鉄板入り壁の構造に変えるとかの手間やお金のかかることばかりですのでとりあえず我慢します(^^ゞ.これで私的には何とか一応の解決.目出度し目出度し.ははは.

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