K6-2+ 550MHz!!

さて,最近(2001/7月)のCPU事情ですが,Pen4の1GHz超がすでに1万円台に突入かというような状況です.GHzですよギガヘルツ!電波の領域を超えてまっせ!しかし,私のマザーボードはスーパーセブン.(この言葉も聞かなくなって暫く経ちますが...)で,K6シリーズの動向に期待を寄せつつ2年が経過しようとしていたのですが,期待を担って登場したK6-3はK6-3Eシリーズとなって市場に流れているもののその流通量の少なさからか一向に私の手の届くところまで値が下がってはきません.じりじりと下がっては上がりを1万円台中盤で繰り返しています.そんな高価なCPUはCyrix5x86(←なつかしー!)以外は購入は出来ません.で,一方K6-2シリーズはノートPC用に電圧を2.0Vまで下げてK6-2+がリリースされており価格も手頃.もうこれに期待するしかない...そう思いつつ価格動向を見据える事半年(気が長いっつーの).

そうこうするうち一旦は550MHzが5500円程度まで値が下がってきた.そろそろかなーなんて思いつつ秋葉へ出撃しようとしていたらまた値が上がっちゃった(T_T).で,値が上がるだけならまだしも取扱店がどんどん減っていく.ついに最安値を一回記録したあとは値が下がる事は無く,取り扱い店舗数ゼロ(激泣).うーむ...機を逸したか.でもせっかく当時は苦労して手に入れたスーパーセブンのマザー.一回はベース100MHzで動かしてやりたいのは親心.こんなときはYAHOOオークション.値段は実際安くは有りません.世の中に流通していないものを購入するわけですから,高いのは当たり前.でも1500円程度高いレベルでなんとか中古品をGET.価格的には結構痛恨でしたが(^^;.

外観はK6とちーとも変りません.恐らく薄くなったり熱対策のため微妙な構造が変っているかもしれませんが,なんとも有り難味がありません.実際今回はバルクの状態で購入したのでファンが従来から使用していたSANYOを使わなければいけませんが,熱の問題は大丈夫なのかしら?そこらへんはいつものチャレンジ魂でとりあえずやってみます.ちなみに私は未だにWin95のOSR2.5を使っていますがK6-2シリーズは350MHz以上のクロックにおいては正常に立ち上がらないなどのトラブルがあったそうですので一応AMDのWEBにあるパッチを当てておきます.先にも述べましたが,これはAMDのバグではなくマイクロソフト側のバグだそうです.Win98では問題無いのだとか.あと問題はマザー側が対応しているかどうか.これもまたチャレンジ魂でクロックと電圧(2.0V)だけ合わせてやってみます.結果は×.BIOS画面でPentium 33MHzと認識されてそのままフリーズ.で,FICのWEBへ.一番新しいJE439ではK6-2の400とかまで対応と書いてあります.万事休すか?と思ったのですが粘り強くベータ版のBIOSの有るところへ行ってみました(行き方は失念).するとJE4333というのがあってそれはK6-2+にも対応している様子.さて久しぶりのBIOSアップグレード.ベータ版ですから動作保証は一切ありませんが,マニア向けにもこんなBIOSをアップしているFICって素敵!さて結果は.見事成功!ちなみにどれぐらい早くなったかといいうと今のところほとんど違いがわかりません(T_T).多分3D-CADとかゲームをやれば体感できるんでしょうけど,近頃そんなことやらないので...(^^ゞしかし,心配していた熱の問題も大丈夫そうです.今年の夏のこの暑さでも今のところフリーズしてませんから.でもこれでK6シリーズの動向に注意しなくても良くなるのと,安心してSocket370とかに行けるわけです.でもそれは遠い未来になりそうな...だってCPUが市場から消えてからアップグレードって.ねえ?

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