名ばかりメインマシンの更新(2)

さて,メモリ,ケース,電源,マザー交換も効果なしということで,こうなったらとことん動くまで調査することにしました.ここであとはCPUを交換すればすべての要素を交換したことになります.ということで早速CPUを調達.今まではLGA775の最遅CPUであるCelron2.53GHzを搭載していたのですが,今回せっかくだから最速とまではいかないまでもそれに準じた高速CPUを入れていることにしました.LGA775でチップセットが915の場合最速はPentium4の3.8GHzとなります.しかし最高速CPUというのはいつの世でも高額なお値段がつけられているもので,これも例外ではなく新品で6000円以上.中古でも4000円ぐらいでしょうか?この期に及んで動くか動かないかわからないハードウェアの確認にためにこんな投資はできないので,ここは1ランク落として3.6GHzを購入することにしました.お値段は3.8GHzに比べて1500円程度安くてそれなりの満足度なんですもの.

到着して早速CPUを差し替えて915Combo-FRのほうでパワーOn!するとなんと起動するではないですか.メモリを256GBや512GBに差し替えても問題なく起動します.ついでに915GM-FRに入れ替えてみたところ,こちらでも問題なく起動.ということで問題だったのはCPUだったということが判明.結局マザーはそのまま915GMのほうでいくことにしてメモリは2GB,ATAPIのHDD,DVD-RAMドライブを接続.こちらも問題なく認識され,早速XpHomeをインストールします.すると,起動して新規インストールか,修復セットアップかを選ぶ画面の前に突然ブルースクリーンになり,pci.sys関連のトラブルで起動できない旨のメッセージが.あれれれ?まだハードウェアに何か問題があるのかしら?ということでまずXpProfessionalをインストールしていました.すると問題なくインストールできます.XpHomeだとOSが古いのかな?と思いWindows2000をインストールしてみたところ,HDDは137GBしか認識しませんし,フォーマットもできないのですがちゃんとインストールできました.ということはXpHome特有の問題?

pci.sysのブルースクリーンエラーを手がかりにいろいろ調べたところ,XpHomeのSp1ではこのようなエラーが出て新しいPCにはインストールができないケースがあるのだとか.そうなるとこの現象はそれに該当するのかな?とも思ったのですが,うちのXpHomeのCDはSP2のもの.そんなことは起こりえないはずなのです.それでもこのXpがアップグレード版なのでそれが悪影響を与えている可能性もあるということで,ひとまずSP3のブータブルCDを作ってやってみることにしました.

さて,どうやってSP3のブータブルCDを作るかですが,これに便利なバッチファイル(フリーソフト)があることがすぐに判明しました.一応いつまでこのバッチファイルがアップされているかわかりませんので,ここではソフト名は公開しませんが,”WindowsXP ブータブルCD”で検索すれば今のところ一発で出てきますので,もしご入用の方はこちらで.このソフトはSP3のソースをダウンロードして,CDを突っ込んでバッチファイルを走らせるとD:\tmpにCDイメージが出来上がるので,これをB's recorderGOLDなどでCDに焼けば出来上がるようです.はじめこの焼きこみ方法がわからず2枚CD-Rを無駄にしてしまいましたが,わかってしまえば簡単なことでB's recorderGOLD5(古い...)の場合はisoファイルを左下の部分にドラッグしないとブータブルイメージにならないのでした.最初っからソフトの使い方調べてからやりなさいってことですな.

結局かなり時間がかかったもののSP3のXpHomeブータブルCDが出来上がりました.CDを入れてインストール開始したところ問題のブルースクリーンは出ずに第一ステージクリア.次にHDDの認識もちゃんと250GBフルに認識されてインストールも完了.あとはいつものようにさくさくとネットにつなげてアップデートを繰り返し,必要最低限のアプリをインストールしてインストール作業は終了.いろいろありましたが無事名ばかりメインマシンのアップグレード完了でございます.体感ではありますが,CPUスピードとキャッシュ容量が大きく上がったのでかなりな高速化が実現したということで大変満足です.しかし稼働率の低いマシンにここまで苦労してアップグレードが必要であったかは依然疑問だらけです.

ちなみに5インチベイのフロントカバーがなかったので,1ベイはダミーのCDドライブをつけてあと2つはそのまんまです.冷却効率も上がるでしょうし,USBソケットが後ろにしかないとさびしいのでそのままそこにUSBソケットの顔を出させておきました.こりゃ結構埃がたまるでしょうけどひとまず良しとしましょう.(←かなりいいかげん)

それにしてもマザーに疑惑を持ってばかりいたものの,よもやCPUがお亡くなりになっていたとは意外です.オーバークロックは全くやらない私としてはCPUを壊したことは今までなかった(壊れたCPUを買ってしまったことはあるけど)もんで,どうしてもそっちに目が行かなかったんですね.それでもCPUを交換したおかげでクロックだけでも約1.5倍,キャッシュは4倍になりました.たんまり自己満足はできましたね.ああよかった.

名ばかりメインマシンの現在のスペックです.

CPUPentium4 3.6GHz
M/BMSI MS915GM-FR
CASENo brand Middle tower ATX(5'x4+3.5'x6 , 400W)
RAM2GB(1GBx2,DDR-400)
HDD250GB(SAMSUNG)
FDDNone
DVD-R,RWLITE ON
VGAM/B Onboard
SOUNDM/B Onboard
LANM/B Onboard
Human InterfacePS2 MOUSE, 109JP keyboard
MONITOREPSON LCV-16MAT

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