Windows10-Ver1909ですったもんだ(Chrome動作異常編)

前回ノートPCのASUS P2520Lのメモリ増設をレポートしましたが,その際12月だったにもかかわらず,私のWindows10のバージョンは1703でした.実はその時期下宿先にいるうちの娘からヘルプ依頼があり,Windows10を更新したらChromeが使えなくなったとの情報がありました.状況としては”このウェブページの表示中に問題が発生しました”とだけ表示され,設定画面も出なくなったとの事で,メールや電話でChromeの再インストールとか,いろいろやってみたのですが結局うまくいかず,結局正月休みに戻ってきたところで私が実機の状況を確かめてトラブルシュートを行いました.

その中で,Windows10のバージョンが1909になっていることを確認し,そのアップデートに関してChromeの稼動について何かトラブル情報がないか調査したところ,1つだけ臭いのが見つかりました.それはシマンテックのEndpoint Protection(ウィルスチェックソフト)が悪さをしてChromeを怪しいアプリケーションとして認識するようになって使用できなくなるというものでした.そのEndpoint Protection というのは娘が大学で支給されダウンロードしたものとのことですが,おそらくアプリケーション制御の機能が厳しすぎるか想定外のことが起きたかというところなんでしょう.案の定Endpoint Protectionをアンインストールしたところ,Chromeが無事使用できるようになりました.どうも卒論を書く真っただ中で急にChromeが使用できなくなり,Microsoft Edgeで代用するも遅い,重い,使い勝手が悪いということで,困窮していたとの事.

で,そのPCというのがHPのPavilion 15-ab200というモデルで,メモリは4GBしか搭載されていません.ですのでここは前回と同じように8GBのメモリを購入して高速化を図ろうということになったわけです.このPCもP2520Lと同じようにメモリ交換,増設用の蓋はなく,底カバーを全部取り外さないといけません.一応Youtubeとかに底カバーの取り外し手順があったのでそれを参考にしたのですが,DVDマルチドライブベイの内側から上に向かって極低頭のボルトが2本あって,それを外すのを忘れてこじ開けようとしたので少しケースに傷がついてしまいました.

で,カバーは取り外せたのですが,ヒンジの近くのねじが空回りするから変だなと思っていたら,案の定カバー側のプラスチックのボスが破壊されており,中のインサートナットが一緒に回ってしまっていました.そこらへんを接着剤など駆使して修理してからメモリを増設してカバーを仮止めして動作確認.あれ?立ち上がらない.

おかしいと思って再びカバーを開けて挿しなおしたのですが同じ.増設したメモリを抜くと問題なく立ち上がりますので,今度は増設メモリのみ一番バンクに挿してみたところ,ちゃんと立ち上がって8GBを認識してくれました.で,よくよく元からついていたメモリを見るとPC3L-14900S-13-13-B4とあります.製品はマイクロン製のようなのですが14900MHzの低電圧品.一方で購入したものはPC3-12800といあります.低電圧品ということでアマゾンで購入したのですが,そうではなかったようでそのせいで電圧違いの2本差しということになり立ち上がらなかったものと推測しました.したがって12GBとする夢はあきらめ,購入した8GBを単独で使用することにして組み立てなおして娘に返却.一応体感できるほど早くなったということで,これはこれで効果あり.

ということで,1件,Windows10 Ver.1909の更新で出た問題点の一つについてご紹介しました.しかしこれだけでは終わらないので次回も引き続きこのネタでいろいろご紹介していきましょう.

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