6か月点検+インプレッション

そろそろ納車後6か月が過ぎようとしたところにトヨタから6か月点検のお知らせのはがきが来ました.まあ6か月点検は無料って書いてあるからひとまず持っていこうかな?と思いつつも持って行ったのは11月の半ば.なんでこんなに遅らせたかというとそれは10月の後半に雨の日が多かったからにほかありません.というのもトヨタに持っていったら洗車機を通してくれるので,洗車の手間が省けるということで6か月点検なんてどっこもおかしいところ見つからないでしょうし,せめて明らかなメリットとして感じられる洗車を目当てで行くことが頭の中にあったわけです.でもせっかく洗車してもすぐに雨に降られてしまってはお得感も薄れてしまいますので雨があまり降らない時期を狙って点検に出したわけです.ちなみに1か月点検のときも洗車機に通してもらいましたので,自分で洗車したのはこの半年洗車機1回,手洗い1回の合計2回.(プリウスかわいそすぎる...)

今回は走行距離8500kmということでオイル交換してくれるとのことですが,これがまたなんと無料.トヨタ純正の0W-20って言っていましたのでトヨタ キャッスル SM 0W-20のことを言っているのだと思います.プリウスの場合いわゆるエコオイルが最適とは言われていますが,エンジンがかかったり止まったりをしょっちゅう繰り返すので普通の車より高性能なオイルである必要があります.といってもオイルメーカーの有名どころで0W-20とかのものはまだまだ高いのでもし自分で交換するとしてもトヨタ純正のこの銘柄を選んだと思います.ということで約15年ぶりの人任せのオイル交換と相成ったのでした.

で,トヨタで待っている間というのはでっかいソファに座ってコーヒー飲み放題なので本を持ち込んで読書しながら待つこと約45分.メカニックのおじさんが来て,車体に問題がない旨,交換部品がない旨など報告してくれました.意外だったのはタイヤの空気圧です.空気圧は夏場に2.5kgまで入れていたのですが,チェック前は4輪とも2.0kgだったそうで,2.3kgまでエアを入れてくれたようです.思ったよりも空気圧が減っていてショック.そういえば最近ちょっと加速が悪いかなと思っていたので,原因は空気圧だったということですね.ということで6か月点検が終了したのでした.


さて,ここらへんで次やるといっておいてなかなかできていなかったインプレッションです.

<1.車体回り>
まず,キャビンの大きさですがかなり満足です.A32セフィーロからの乗り換えでも室内の広さで不便を感じることはありません.荷物の積載性についてもトランクスルーしかできなかったセフィーロからリアシートを倒せば限りなく広い積載スペースを確保できるのが良いです.Cd値を気にしてピラーを寝かせてありますが,ヘッドクリアランスはほとんど気になりません.リアシートの足元も中央の床突起がないので5人乗っても負担になりません.
唯一前にも書きましたがリアドアの締める時の軽トラのようなボコンという音だけは許せない感じです.Lグレードは低燃費データ狙いグレードなので軽量化も必要なんでしょうが,あまりにもいきすぎかな?と思います.

<2.足回り>
足回りはプアです.まあタイヤが細いのもありますがサスペンションが路面の凹凸を結構拾ってしまいます.凹凸が少なめの道では全く問題ありませんが,うちの周りは農道が多く結構路面が荒れている道が多いのでそう感じるケースが多いのかもしれません.燃費を伸ばそうとコーナーでスピードを落とさずに回ろうと思うと結構ロールするような感覚がします.まるでミニバンに乗っているような感じ.まあそんなにスピードを出さなければ気にならないですし,かみさんなんかはこれでいいといっていますので特にサスペンションをいきなり換えるような暴挙には出ないつもりです.

<3.パワー>
普段エコモードでしか使ってないもんですからすっかりパワーを効かせない運転に慣れてしまっていますので,ここでいうパワーというのはプリウス特有のもんです.普通のレシプロエンジン車とは違いますのでご容赦くださいね.まず,エコモードですが,これでかなりゆっくり発進しても通常平地で20km/hを超えるあたりになったらエンジンが回ってしまいます.無理やりこれを毎回やっていると後ろから追突されてしまいますので,せっかくエコモードなんですから極限までエンジンを回さずに加速したいところです.まあ高速でアクセルをしっかり踏んでいれば加速に物足りなさを感じることもありませんのでエコを過剰に意識しなければごく普通の車と同じ感覚で運転できるのかな?と思います.
高速でのエンジンの音は少し大きめです.まあ以前の車がV6だったので,高速では本当にシルキータッチな音しかしなかったのですが,これは結構ゴリゴリいっている感じに聞こえます.ただ,Lグレードはタイヤサイズが小さいからなのかメーター表示がかなり早めに出ます.大体108kmの表示の時がちょうど100km/hって感じ.大体100km/h表示で走っていると後ろからびゅんびゅん抜かれていきます.これは結構ストレスになるのでいつも108km/h目指して加速するのですが,どうもここまで行くと燃費が若干悪くなるので,結構迷うところなのです.といってもまだ高速で遠乗りといえる距離を走っていないので遠乗りした時どうなるかが今後の楽しみです.

<4.燃費>
さてお楽しみの燃費です.上記の1.08倍のメーター表示の事実がありますので燃費計も同じく誤差を含んでいると思われます.したがってその誤差分を計算して修正したのが下記のようなものになります.特に冬場になってからは発信してから車を止めるまでの距離が短かくなっていて,気温も下がっているので目に見えて燃費が悪くなっているのがわかります.

夏場の一般道,エアコンなし,わりあい平坦,信号2kmに1回,走行距離20km約26km/h
夏場の一般道+高速(5:5),エアコンあり,わりあい平坦,走行距離60km,4名乗車約23km/h
夏場の一般道,エアコンなし,会社への往路,約2km,ゆっくりのぼり坂 約20km/h
冬場の一般道+高速(5:5),エアコンあり,わりあい平坦,走行距離60km,4名乗車約21km/h
冬場の一般道,エアコンあり,会社への往路,約2km,ゆっくりのぼり坂約17km/h

今までの走行距離のうち約9割をかみさんが運転しているのでそこでこれとは違う燃費をたたき出している可能性はありますが,大体広くデータが取れたのかな?と思います.こうなったら一度<<一般道,信号アップダウン少な目,エアコンなし,走行距離200km,1名乗車>>みたいな燃費の最高記録を叩き出せそうな条件で一度走ってみたいもんです.

<5.その他>
私の気のせいかもしれませんが,フロントガラスの内側が汚れるのが早いような気がします.なんか知りませんがしょっちゅうフロントガラスが白く曇ってきます.何かエアコンフィルタに最初っからオイルでも染ませているかのような汚れ方です.デフを効かせれば消えていきますが,拭いても拭いてもそんな感じで,またフロントガラスが寝ているので奥の方がえらく拭きにくいので運転していてストレスです.フロントガラスの曇り取りだけのためにセフィーロのころよりエアコンの運転頻度が高いのがどうも気になります.

ということで,厳しいところも書きましたが全般的には気に入っておりましてやっぱり長く付き合って酸いも甘いも味わってみようかなと思う興味深い車体で間違いはないのでありました.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT