さて,朝です.一瞬にして朝がやってきました.辛いです.肩が痛いです.ちょっと動かすとピキーンと痛みが走ります.でも晴れてきました.走らねばなりません(なんじゃそれ).朝食を摂り,早速行き先の相談です.といっても適当なところが見つからず,また日本海を見に行ってしまうのか?というのもありましたが,北は雨が降りそうなので却下.で結局戻りながらいろんなところに場当たり的にいってみましょうという感じになりました.
で,まず駅前のお土産やさん.なんにせよ来たからには何も買わなくっても覗いておかねばならないでしょう...肩の痛みは,まあ何とかなるかなという感じ.で私はというと蕎麦を買いました(←そればっかりや).店を出て白馬の山々を仰ぎ見ると,峰がきれいに積雪してます.お次は...昔私が家族で行ったことがある大町ダム.ダムを超えてから結構おいしいコースが続いていたような思い出があるのですが,記憶が曖昧です.で,国道を行かず昨日のオリンピック道路で大町へ.ここで,案の定国道から入っていく道を通り過ぎてしまって,見当違いのところに入り込んでしまいました.で,面目ないのですがHandsomeさんに先導を任せてついていくことにしました.で,山を登っていくに連れ気温が下がっていきます.耳もつーんとして明らかに気圧が下がっていきます.で,バイクの調子はというとどんどん失速(T_T).インジェクションじゃあないしこれは仕方ないですね〜.しかもタイトコーナーでは肩が痛くて1速落としきれない症状もあいまってど失速(激泣).で,知らず知らずのうちにここらへんまでくると以前訪れた大町ダムでは味わえないほどの気圧変化に,おかしいと思い始めました.もしや?と思ったのもつかの間トロリーバスの発着点の駐車場が現れました.どうやら黒四ダムの登山口まで来てしまったようです.
それにしても寒い.日が出ているうちはそうでもなかったのですが,風もないのにしんしんと冷えます.ちょっとここでコーヒーでもという話もあったのですが,コーヒーを飲んでから出てくるともっと寒くなっているかも知れないということで,すぐに下山することにします.おとなしく車の後ろをついていくと,途中ニホンザルが路上に出てきていたりして大自然(?)を満喫できたりします.でも寒いので止まりません.いっきに下山です.喫茶店なんかを探していったのですが結局大町市街で給油.結構いい時間になって来たので昼食を摂ることにしました.穂高にいい蕎麦屋があるということでHandsomeさんの後ろをついていきます.途中迷ったりしましたが,何とか国道沿いの蕎麦屋に到着.紅葉の季節であることもあって,結構混んでます.でもしばらく待つと団体さんがいなくなったようで,ありつけました.うーむ.このところツーリング=蕎麦のような感じで,一貫してるな〜.なんて.結構おいしい蕎麦でした.ちょっと混み具合もあって落ち着けなかったところもありましたが,人目をはばからず精一杯落ち着いて今後の計画を練ります.といっても何を言い出しても体が言うことを聞かなくなってきている私は,今後タフなスケジュールをこなす自信もなくってちょっと優柔不断気味.で非常に残念で申し訳なくはありますが,ここで関越組と中央組に別れることに決定.それならば関越組は出来るだけ下を走るというコンセプトで合意.R254を戻ることにしました.まあ昨日の峠越えで寒さやほかの辛さもありましょうがめったにこんな所に来れるもんではないですから,欲張ってみます.C場さんもがんばってね〜.
店を出る頃には結構日差しも勢いを取り戻し,暖かくなってきていました.結構元気も出てきました.名残惜しいお別れをして,出発.しばらく川を渡ってR19を南下.左折でR254に入り,松本トンネルを抜けます.高度を増すにつれ気温も下がりますがやっぱり紅葉の美しさに目を奪われます.うーむ.来てよかった.そうそう無理な走行をすることもなく,順調に佐久を目指します.
ところが!やっぱり往路で引っ掛かった罠にまた引っ掛かってしまいました.途中R254はR124と同じ道になるのですが,佐久の市街に入るところで別れるはずでした.これに気を取られ,一瞬の気の迷いから佐久インター方面に行く県道に曲がってしまいました.しばらくは気づかなかったのですが,新幹線の高架が見えてきたので間違いに気づきました.こんな時にも戻ろうとしないのが私のいけないところかも.C場さんに無理矢理針路変更を伝え,もう疲れたこともあり,佐久インターから高速に乗ることにしました.いやホント肩が痛いのもあったんだけど,そろそろ限界だったんですよ.
高速に乗ってからは順調で,対面通行のトンネルの入り口の渋滞しかなく,とりあえず横川SAに入ります.いや〜.混んでる!紅葉目当ての方たちがたくさん押し寄せていてもう足の踏み場もないぐらい.時間は3時半を過ぎようとしていましたが,標高の高いのもあってやっぱり寒いです.SAの建物の中でくつろぐのは避け,缶コーヒー攻撃.で,満を辞して選択したコーンスープはぬるいのであった(T_T).暖を取るというよりも,暖を手繰り寄せながら飲み干し,ここからはC場さんはゆっくり行くということで,別れを惜しみます.さて出発.しばらく縦列走行でしたが,追い越し車線の速度差が20k以上あるとそっちに行かざるをえないからだの私は(どんな体や)ここでお別れ.ここまで自分勝手で稚拙な私によくぞ付いてきてくれました.と感謝.
すぐに事故渋滞にはなりましたが,短いものだったので楽々パス.でもすり抜けをするときのこまめな減速が肩の痛みを助長します.再び本庄あたりから恒例の渋滞が始まりましたが,とても耐えられません.横川からはノンストップと心に決めた私はいけないいけないと思いつつも路肩へ.左肘をタンクについて車の流れ+αで走っておりました.
そんな時に突如,後ろに白いR33GTRが現れました.むむむ,行儀の悪い車だな〜.と自分を棚に上げつつ思ったのもつかの間.まてよ?その刹那.
で,路側帯通行違反7000円/2points.30分のロス.青い紙を携え,妻にどのように報告するか考えながらもう意地になってすり抜け.ヘルメットの中で"いででででで"..."ちくしょ〜"なんて叫びながら(←無駄)...これだけすり抜けできるんなら最初っからやっとけって感じでしたが,もう肩が自分のものでないような感覚が...(T_T)もう料金所なんて2輪専用のところなので次が来ないのをいいことに領収書受け取ってからしばらくそこで休んじゃったもんね.
外環はそれでも渋滞もなく流れてました.でも頭がボーっとしてきて,知らないうちに三郷の出口を過ぎてしまってました(T_T).仕方ないので首都高に乗り,湾岸経由で帰ったる〜.で,一回の給油の後帰宅.午後7:30着!倒れるようにしてZXRから降り,這いながら玄関に入り,妻に報告するも一笑されなんとも情けない...
うーむ最後ケチがついてしまいましたが,ちょっと寒い季節を選択してしまった点を除いて非常に走り応えのあるツーリングでした.でもちゃんと肩を治さないと,慢性化するとやばいな〜.ZXRもまだまだいけそうだし,私が先に乗れなくなってしまっては情けない...とトレーニングを決断する私でありました.