車検

前回火入れにこぎつけたZZ-R400.そのエンジン音はアイドリングではすごく静かで回転は安定しており,アクセルをふかしたレスポンスなんかもマイルドでいい感じ.なので早速車検を取得して走行してみたくなりました.早速とある初秋の仕事にちょうど空きのある日,半休を取得し午前中に運輸支局の車検を予約しました.市役所で住民票,仮ナンバーをもらっておき,当日を待ちます.

車検当日は曇り.午後からは雨が降ってくる予報なので,早く切り上げて帰宅してしまいたいところでしたが,ちょうど五・十日であり,少し渋滞にはまり8時50分ぐらいにようやく運輸支局に到着.印紙代を払い,書類をもらって記入.その日はユーザー車検がすごく混んでいて,ラインに入る前のユーザー車検窓口がすでに長い列になっていました.少し待ってから書類のチェックをしてもらい,いつもの1ラインへ.で,検査官に車体をチェックしてもらい,最後に排ガスはDのボタンを押してからやってくださいね.との事.そういえばこのフレームも結構新しいので排ガス検査があるんですね.幸いにも今回はエンジン,吸排気,電装系が全てそれ以降の年式のもので,正常ならば排ガス規制値はクリアしているはず.まあ,ここらへんは当たって砕けろということで,いざラインへ.いつものようにメーター,前後ブレーキ,そして光軸.しかしあえなく光軸はNG.で,シートに結果をマークしたら排ガスのチェッカーのところへ.教わったとおりDボタンを押してエンジンをアイドリングの状態でプローブをマフラーに挿入.少し時間がたって合格の表示が出ました.出口のボックスで光軸の状態を教えてもらい,少し下目で出ているとのこと.

まあ大体うちで自前調整をやると下目に出るんですが,今回は光軸の自己流チェックでずれている感じがなかったこともあり,結果としては一回もうちで光軸調整していなかったので元からこのZZ-Rの種車の光軸は下目だったということなんでしょうね.ということで車検ラインの壁に当てて光軸を上に調整します.ちなみにZZ-R400Nの光軸調整ダイヤルは上下が向かって右,左右が左のダイヤルです.で,右の上下ダイヤルはカウルの下のカバーを外さなくっても手で回せたので,そのまんま2.5回転ぐらい回して光軸をあげました.で,再びラインへ.このタイミングで横のレーンでボートを積むトレーラーのサイドブレーキが利かないとかで検査官ともめている人がいてずいぶん待たされましたが,なんとか2回目の光軸検査.で,結果はNG!なんと今度は右側にずれているとのこと.う〜ん,全然左右調整のダイヤルには触れていないのに今回は30cmもずれているということでまるで狐につままれたような感覚で,半ば呆然としてしまいます.

といってもテスターにいくのは手間ですし,テスターは3000円,記憶の中では4回目以降の再検査手数料は1400円なのでここは自分にかけてみることにします.またラインの壁に光を当てながら調整です.なお左の左右調整ダイヤルはエアダクトの奥にあり,手では簡単に回せませんでしたので,今度はカウルの下のカバーを外して下から手を入れて回します.で,光軸を左にしたら今度高さも下向きになってしまったようなので,少し上下も調整しなおしました.

再びラインへ.で,緊張の光軸検査では,今度は〇.おもわずアクセルを握っていた手を放し小さくガッツポーズする私.検査結果を記録して,ボックスでハンコをもらったら2番窓口へ,書類1式を渡し車検証の発行を待ちます.ラインに入る前はすごく混んでいたのですが,ここではあんまり待つことはなくすんなりと車検証を受け取れました.恐らく4輪の方がかなり待っている車が多く並んでいたので,その車たちの検査上がりよりも早く終わったので書類作成がすんなり済んだのかなと思います.ナンバーを別棟で受け取り,自賠責シールを貼って,いつものように記念撮影です.

記念撮影が済んだら帰途に就くわけなんですが,今回帰路で1つ確認しておきたいことがありまして,それはETCの動作確認なのです.実は生まれてこの方バイクでETCを通ったことが一度もなく,この車体で動作確認しがてら50歳を超えてから遅まきながらの初体験も済ませてしまおうという魂胆なのです.で,千葉北インターからゲートイン.無事入ることはできました.高速では少し高めの速度で行きたかったのですが意外に車の量が多く,一瞬最高速に到達したもののすぐに四街道インターに到着してしまいました.で,出口でもちゃんとETCゲートは開いてくれまして,料金も正しく表示されていました.その表示も軽ではなく2輪ということで,その表示も初めて見るもんでしたので少し感動.

帰路は高速に乗ったのでいつもより短時間で帰宅できましたが,2回も光軸再検査をやってしまったので,それなりの時間になってしまいました.ワインディングなんかを少し走って車体の状態を見たかったのですが,それはまたの機会にしましょう.

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