種車の選定

まあ,RF400Rをやりたいと思っていたのはもうずいぶん前からでして,特にいつもいつも種車を探していたわけではないですし,やる上であんまり手間をかけずに完成させられるものがないかという漠然とした観点でリサーチしているレベルが長く続いておりました.もちろんその間に他にやりたかった車種に手を出してしまって,探すこと自体小休止していたりもしましたので,正直このまんま種車が入手できなかったら今後RF400Rをやることもなくなるのかな〜とかも思ったりするぐらいでした.

そんな中,RF400Rの種車候補が出品されました.でも一癖ある一品で,下記のようなものです.

1)出品は関東圏だけど結構遠い
2)ものは後期型のようだけどRVではない
3)開始価格は想定していたよりも高い
4)書あり
5)ベースは後期の赤メタリックだが,自家塗装で黒い
6)クランクケース割れあり
7)欠品のうち大物ははアンダーカウルぐらい
8)小物の高額欠品は燃料ポンプぐらい
9)エクストリーム車両として使われていたかのような改造多し

とまあ最後のやつがなんとも問題です.あと出品価格も想定より1万円ぐらいたかいので,こりゃない話しかな〜とか思いながらもウォッチリストに追加. しかしそんな値段では流石に買い手がつかないのに業を煮やしたのか.何度か再出品のたびに値下げされていき,ついには私の触手の動く範囲まで開始価格が下がってきました.

ここで大問題になるはずのクランクケース割れがどんなものか詳報しますと,

1)オイルパンが下に出っ張っていてそれを何かに引っ掛けた模様
2)オイルパンが割れて大きな穴が開いている
3)オイルパンの取り付けねじがクランクケースの肉ごと折れている
4)オイルパンの破片と共にもう1本ネジも曲がっている
5)ネジの周り最大2cmぐらいの範囲が欠落している

幸いにもオイルパンとの締結に関する部分以外は問題がなさそうですが,その締結機能を復活させながらもどうやって復旧するかが重要なポイントとなります.形状は複雑であり,溶接で盛るとしてもその欠落部分はある程度造形をしたアルミ部品の形で入手しなければ溶接での復旧は無理そうです.恐らくその部品だけでエンジン単体が購入できるぐらいの出費となるでしょう.

そもそも私の今までの経験というのはエンジンに関してはエンジンの載せ替えというよりもフレームの入れ替えを何度もやってきているので,逆に書付きの車体のまんま完成させてしまうと物足りない内容にもなりかねません.したがってもし補修でなんとかならなかったときには最悪載せ替えしてもいいか?なんて思っていたりしました.そこへきてちょうどその時期に1台出ていくことができそうな車体があったので,なんとその車体を落札してしまいました.もちろん競争入札にもならず開始価格そのまんまです.

さて,距離がある程度あるとはいえ,関東圏なので引き取りに行きたいところなのですが,今回の車体はエンジンの載せ替えのかのうせいがありつつも,書ありフレームです.もしエンジンが補修でなんとか使えるとしたらわざわざ一旦ばらしてしまうのはとても無駄なような気がします.かといって陸送費もバカにならないので,すごく悩みました.でもちょうどその頃お仕事などで疲労がたまっていたこともあり引き取りを断念.陸送業者さんにお願いして車体を運んでもらうことにしたわけです.

というわけで,入手までやっとこぎつけましたが,肝心のエンジンが使えるのかどうか.いろいろ調べたところクランクケースの出品はなく,オイルパンの出品もRF400R用ということでは当時は皆無でした.エンジンもVCエンジンとそうでないものの2種があり,今回の車体はRF400RVでないので普通のエンジンのほうを入手することになるわけですが,それが意外に高額だったりします.まだエンジンの買いなおしのような大きな判断をするまでに段階を踏んでいかなければいけませんが,もしそうなった場合はこの企画大失敗ということになりそうですね.

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