温泉みたいに湯気が...

2回連続で試運転結果にお預け食らってヘキエキしているあなた.申し訳ございません.今回は試運転の状況からのレポートでございます.

さて,満を持して出発した試運転ですが,時間の都合で夜間になってしまったのでした.まあ順を追って説明しますと,エンジンの掛かりは相変わらずすこぶる好調です.もちろんガソリンのオーバーフローもありません.次に低速のピックアップですが,これは以前に比べすこぶるモリモリ感が出てきました.以前から気になっていた3500回転あたりの落ち込みも相当小さくなっていたとはいえ,この期に及んで更なる改善を見せてきました.目に見える改善が見られ,とっても満足〜と感じ,悦に入る私でありました.

しか〜し,近所の信号で停止したときにその異変に気付きました.車の間を縫い,停止線の前で停止した私の周りになぜか草津温泉であるかのような湯気が!私の周りを包むように湯気が発生しているので,私がまるで忍術使いのように雲隠れ状態.

う〜む,これはまさしくクーラント漏れ.

そういえば,インシュレータダクト交換のときに若干エンジンの下にクーラントの緑色の液体がたれていたのでした.そんなのは普段あんまり気にしなくなっている私でしたので,そのまま試運転に出かけてしまったわけですが,ここで後悔先立たず.あえなく試運転から戻り,夜間であったこともあり,そのまま1週間修理はお預け.

で,パーツはというとあせって無駄なものを購入しても仕方ないのでパーツは注文せずに次の週末を迎えます.次の週末にタンクをはずした時点で私の目に飛び込んできたのはすっぽ抜けたクーラントホース.ヘッドの後ろ側からソレノイドバルブに向けて伸びる例のクーラントホースが,ヘッド側で抜けてしまっています.

原因は純正よりも短いものを付けてしまったことのほかに,ホースバンドが破損してしまったこと.写真のようにホースバンドの板金部分が無理やり開かれた形になり,ねじ山がバンド本体に嵌らなくなって,ホースの内圧に耐え切れず破損してしまったようです.まあ,そもそもが短めのホースを駄目もとで取り付けたので,ここは仕方のないところでしょうか?

ということで新品調達に走ればいいんですが,実はこの時点でこういったこともあろうかとこの部分のホースを中古で入手済み.まだ柔らかさもあり破損もないもので,これは十分に使えるものと判断し,これに交換することにします.しかし今回はクーラントを抜かなくてもそのレベル以下にまでクーラントが減ってしまっていたため,ホース交換そのものは簡単に終わってしまいました.

さて,お次はクーラントを継ぎ足さなければいけませんが,このトラブルでどの程度のクーラントが出て行ったのか,その濃度はどうなっているのかは全く不明です.しかし,ここは是が非でも”継ぎ足し”で行きたいのが私の主義ですからひとまず液体として漏れた分を想定して約1リッターの原液を入れます.で,あとは何リッター入るかわかりませんが,蒸発して行った分を追加していきます.一応1リッター程度入ったので,以前より少し濃いか同じぐらいになったのではないかと思います.


作業終了で,お次はようやっとお待たせの試運転です.前回の温泉事件でエンジンにダメージがあったとは思えませんが,ここは心配なところでした.しかしエンジンの掛かりは問題なく,低速のピックアップも問題ありません.おそらくインシュレーターダクトの交換が利いているのではないかと思いますが,ピックアップは以前より格段に鋭くなっており3500の谷もほとんど消えたことから以前に増してパワフルになりました.冷却性能については季節が冬場であることもありチェックできませんが,試運転後のクーラントの色を見たところ,濃くもなく薄くもなくといった感じでしょう.

ひとまず問題解決といったところで,これまでの問題(3500の谷)がこれで直ったはずなのではと考えるとなんだか複雑です.まあ,とにかくインシュレーターに関しては忍者2号機でも経験済みなのにあらかじめ交換しておかなかったのが自分としても情けないところです.

ホースの件も軽い気持ちで流用しましたが,こういった肝になるところはけして手を抜いてはいけないところだと再認識しました.今後はもう少し締めていこうと思います.

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