全てステンメッシュ化(その3)

さて,下部の作業も終わったことですし上部に移りましょう.上部は下部をやる前にブレーキオイルを全て抜いてあるので古いホースを外して新しいのをつけるだけです.新しいのはまだバンジョーの向きが決まっていないので取り付けてからその向きをフィッティングを締め込んで固定します.しかし!ここでもトラブル発生.もう今日はほんとうにとことんついてない感じ.この締め込みをやっている最中になんとフィッティングが折れてしまいました.それもバンジョーの首根っこが折れてしまったのでバンジョーのみならずその下のアダプタ部分も使えません.う〜ん,無残じゃ.

どうやらSUS製だと思っていたフィッティングがアルマイトのはげたアルミ製であったようです.そうなんです.今回は下回りがSUSなので,長いほうもSUSで統一しようと思っていたので,フィッティングが赤や青の派手なのではなく,シルバーのものをかき集めてきたのです.でも最近シルバーであってもアルミのフィッティングというのが出回っているので,そういったところは注意していたんですがこんな片側のバンジョーボルトのみアルミなんてものが出回っているなんて...全く予想外のことがわかり,自分の選球眼のなさというかそういった点においてもダブルショックな感じです.

ということでその日の作業は中断して新たにヤフオクで調達です.といってもフィッティングだけの出品なんてそうそうないので新たなSUS製フィッティングの長さの丁度あうようなメッシュホースを探します.それでもこれの調達に2週間掛かってしまってなんともストレスのたまること.

で,休んでいても仕方ないのでその間に再び作業.そう,クラッチホースです.クラッチホースは今回現物に長さをあわせてやってみたんですが,純正よりは少し短かったようでフレームからクラッチシリンダに引き回す際にエンジンのオイルの注ぎ口の近くを通すことになってしまいました.まあ,これも軽量化のためと考えれば前向きに作業できます(いいわけ).ついでにマスターもニンジャのA7以降のアジャスタブルのものに変更しました.やっぱりクラッチレバーはアジャスタブルでないと辛いのよ,最近手首の力も衰えてきてしまったのでね...(さびし〜!)

エア抜きが終わったらお次はリアです.リアはまあ適当な長さのものを当てて純正のキャリパー後ろ側を通す取り回しを前からにスイッチします.1箇所スイングアームに束ねればこの変更をしても全く取り回しに問題はありません.こちらも取り付け,エア抜きそれぞれ非常に順調にすみました.ということでこの時点でリアもクラッチもステンメッシュ化が済んだというのに,フロントがまだという変な状態でまた1週間.いよいよ待望のブレーキホースがやって来ました.

結果的には足掛け1ヶ月ぐらいずーっとメッシュホースに掛かっていたでしょうか?ちょっと自分でもあきれてしまいます.作業もこうなってしまうと慣れまくってしまってホースの装着と,面倒な合計4箇所からのエア抜きも15分ぐらいで終了することが出来ました.そういえば今回の変更でこのエア抜きの箇所が6箇所から4箇所に減ったのをこのとき気付きました.今までそんな認識ちっともなかったもんですからちょっと得した気分〜(あほか)

ブレーキレバーの握った感じはというとなんだかニンジャよりもきちっとしている感じです.ニンジャとGPZ1000RXでマスターが違うという話は聞いたことありませんので意外でした.ということは今のニンジャも改善の余地があるということかしら?何にせよこんなにメッシュホース化で苦労したんだから効果抜群でないと納得できないわけで,それなりの結果が得られたということでしょうか?まあそれは実走してからのお楽しみということで.あ〜疲れた.

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