クーラントリザーバタンク

もうそろそろ火入れなんでしょう?と勘ぐる方々も多いと思いますが,ラジエターやなんかがちゃんとなっていても,なかなか火入れに踏み切れない理由が一つあったのでした.それはクーラントリザーバタンク.これがなかなか入手できなかったんです.実はZXRのときの経験からやっぱりこれは新品調達でしょうとパーツやさんにオーダーしたんですが,なんとメーカー欠品 .はじめそのお知らせのメールを見ながら,何かの間違いじゃないの?ということで念を押して再度聞いてみたりしたぐらいの驚きでしたが,欠品はうそではないようです.

で,仕方なく中古品調達に走ったわけですが,これがなかなかないわけです.というのは1000RXの場合もそのマフラーの取りまわしの不自由さから,アンダーカウルを外すのがカスタムの定番.そのため先だってご紹介したように,サイドカウルのぶった切りのような流儀がはびこってしまうわけなんですが,それに加えて,リザーバタンクを社外品や他車流用などに走るケースが極めて一般的であるようです.それも本来はアンダーカウルのフロントブレイスの中に鎮座するリザーバタンクがまあ目立つことといったらないわけです.自然に世の中に存在しうる純正リザーバタンクは廃棄されてしまうんですね.まあヤフオクに出ているアンダーカウルレスのGPZ1000RXのほとんどがなぜかこのリザーバタンクをどこか見えないところに追いやっているのかはたまた撤去しちゃって適当に配管の取りまわしだけしているのか...とにかくそこらへんは謎ですが,カスタムされた1000RXはここらへんがとっても怪しいわけです.皆さんも購入時にはちゃんと確認しましょうね.(今更買わないか )

そういった背景からも今回私はちゃんとした位置にちゃんとしたリザーバタンクをつけなければ!という使命感に燃えたわけなんですが,事情が事情だけに1000Rx用のリザーバタンクなんて本当にヤフオクに数ヶ月に一回しか出てこないんです.

でも火をいち早く入れたいのは山々な私.もうこうなったら他車流用に踏み切らねばなりますまい.ということでいろいろ検討したんですが,一番よいように思ったのはGPZ400R.こいつはアンダーカウルの中にリザーバタンクが仕込んであるのは同じなんですが,取り付けがアンダーカウル側から止めてあるんですね.1000RXの場合はラジエターステーにちょこんとくっついている感じで,このへんが違うと取り付けに難がありそうです.ちなみにこの点をクリアにするためにわざわざ400Rのアンダーカウルを購入してまで確認したんですがあえなく却下.アンダーカウルは友人のなめちん氏のところにお嫁入り〜.

で,ここで負けていては男が廃る.飽くなき調査の結果,なんとかGPZ1100(水冷)のリザーバタンクが取り付け位置などに対応が取れそうです.といってもステーを延長するなりしなければいけないようですし,本来はGPZ1100はリザーバタンクをテールカウルの内部に仕込むタイプですので,微妙にサイズオーバーです.このままではアンダーカウルを付けられないのは明白でしたが,ひとまず火入れに突っ走りたい私の勢いは止まりません.GPZ1100のリザーバタンクを格安落札し高額な送料で送ってもらいます.(しくしく)

で,次の休日に早速フィッティング.なんとかつきそうなのでステーをとりあえずの形であわせて取り付けていました.う〜ん,ぼっこい感じ.

でも車両の中央にあるものなので,地面に接地することもないでしょうし,アンダーカウルをつけるまでの仮だったらこれでもいいかな?ということで早速配管もつなぎこみ,クーラントを入れます.エンジンは掛からないので,まだエア抜きなんかは出来ませんが,ひとまず漏れなどはないようです.

まあなんとも格好の悪いタンクですが,これもご愛嬌.今度はそろそろ火入れできるかな〜.

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