テールカウル,サイドカバー

大体の組立は終わったんですが,室内には未だGPZ1000RX用の部品がゴロゴロしています.それらの中には場所を取るものも若干含まれているので,家庭内の調和を取り戻すためにこれらを先に何とかしないといけません.その筆頭がテールカウルとサイドカバーです.

テールカウルとサイドカバーはタンクやフロントカウルが意外にも美しい外観をとどめているのに対してなぜだかつや消しの黒に塗られていて,汚いのです.これをリペイントで何とかせねばなりません.ひとまず1000RXの青銀の外観がわかる資料が手元になかったので,インターネットで国内外問わず片っ端から画像を集めてペイントのパターンを調査します.中にはオリジナルなのに純正とあんまり変わらないようなペイントをしている機体の写真もあったりして,ここらへんはとってもトリッキー.ここらへんはネット上に氾濫する情報の真偽は自らが責任を持って判断しないといけないという良い例ですね.

で,パターンがわかったら早速ペイントの準備です.まずつや消しの黒がどのような素性のものかは図りかねますので,これを剥がします.ペイントの質が悪いのも幸いして,この工程は思ったよりも進みが速かったです.また下地もちゃんと青銀だったのですが,この青銀の層にあるデカールの剥がしと表面の荒らしをついでに行いました.まあここらへんは普段やっている作業なのですいすいと進みます.

お次は乾燥させてプラサフを吹きます.下地が青銀なのでそのまま行きたくなるのは山々ですが,ここはちゃんと下地を作っておかないと後々の後悔につながりますのでちゃんとやります.テールカウルと左右のサイドカバーの同時進行なので,順調とは言ってもここまでで既に1日費やしています.

ここで日をまたいで乾いたら表面を少しペーパー掛けして綺麗にしてからいざペイントです.ペイントはまず薄い色からが鉄則なので下回りとライン部分のシルバーから.シルバーはホルツの日産用シルバーです.2度塗りぐらいで充分下地が消えたので,そこで止めておけばよかったんですが,3回目を念のため塗っているときにちょうどホルツ缶が終わりを迎え,ちょっと大きなダマが塗装面に付着してしまいました.普段はホルツ缶は大きいクリアやプラサフを使っているし,色付きはほとんどソフト99なので,終わりがくるのがこんなに早いとは思っておらず,思わず失敗.でもあんまり目立たないところなので,これはこのままにしておきます.(またまたいい加減な人)

乾燥を待ってマスキングし,お次は例のブルメタを塗ります.今度はあんまりメタリックが強くならないようにクリアの重ね塗りも2回にしておきました.でもメタリックのフレークが大きいのかまだ少し違うように見えます.

ペイントの瞬間は3つのパーツを行ったり来たりしながらなので結構ちょこまかと忙しいんですが,次回のペイントまでのインターバルがなかなか正確に測れなくって困ります.まあどの部品から何秒ぐらい掛けてやるとかをちゃんととっていればいいんでしょうが,そんなこともなく庭に出たらとりあえず目に付いた部品から塗ってしまうので毎回ばらばら.う〜ん,こんなんでいいんでしょうか?でも3ついっぺんなので非常に効率がイイはイイです.

クリアです.今回はタンクではないのでクリアはいつものとおりホルツ.で,5回塗りのあと仕上げにぼかし剤を吹いておしまい.


で,1週間の養生の後取り付けです.ウィンカー,テールランプを取り付け,車体に取り付けます.忍者みたいにグラブバーがカウルを貫通していたり,下側の細々としたカバーがないので,取り付けは6本のネジのみ.とっても簡単です.

仕上がりは写真のようにやっぱりとってもグラマラスに仕上がりました.やっぱりテール周りのボリューム感といえばGPZ1000RXの一番のポイントですもんね.まだタンクは乗せていませんが,そのリアビューにしばらく見とれてしまいました.

ということで,室内の部品も着々と無くなっていくのはいいんですが休日のほとんどを1000RXに使っているのでそろそろ家族サービス欠乏症が発症してきています.これではいけないということで家族サービスの計画でも練ろうかなっと!

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