サイドカウル,アンダーカウル(その1)

さて,そろそろエンジンも落ち着いてきたのでアンダーカウルでもつけようかな?と思います.アンダーカウル,サイドカウルについてはここまで引き伸ばしてきたくせに既に材料は購入してあったりします.しかしこれは少し悔いの残る調達でありました.組み上げのごく早期に1000RXの部品の出品があまりにも少ないことに驚いた私は,とりあえず手に入るうちに入手しておかないとという思いでかき集めてしまったのでした.確かにその時期は1000RXの出品自体非常に少なく,サイドカウル,アンダーカウルが恐ろしいほど高価なお値段にまで高騰していたのです.

一応狙いは青銀の破損が少ないものを狙っていたのですが,そんな状況ですから希望が通るはずも無く左側は白,シルバーのものになってしまいました.右も青銀なのですがあまり綺麗なものではなく結局は左右とも補修,リペイントすることになってしまいました.それにも拘らず値段も左右あわせて1.5万円程度と破格となったのですが,私が落札してから徐々に相場が下がりだし,この補修作業に入る頃には左右あわせても5000円弱で手に入るようなケースもあるといった状況でした.もう冷静に相場を見極めることが出来れば10000円以上のコストダウンが可能であったことを考えると,まさに慌てる乞食は貰いが少ないというのが実感できたわけです.とほほほ.

悔やみ続けているうちに1000RXの進行が進み,そろそろアンダーカウルでも付けるかな?という気分になってしまったわけでここはもう作業に移らざるを得ないでしょう.まずは補修です.白/シルバーの方は表面にガリ傷もありますので,これを埋めなければいけません.ガリ傷といっても結構深いものもありますので,厚付けパテからの作業となり,完全硬化と表面磨き出し後の乾燥,塗装を乗せる前の全体の荒らしを含め,約3週間の作業となりました.

お次は塗装ですが,プラサフを吹いてシルバーをふちに沿って塗っていきます.ブルーメタリックを塗るときのマスキングの線については下地の凹凸を少し残しておいたので,これに沿っていけば良いということになります.そんなんですから塗装そのものもとんとん拍子に進み,ブルーメタリックの重ね塗りをしたらマスキングをはがし,全体にクリア,最後にぼかし剤を吹いて終了です.

で,それだけではつけられないのが1000RXの複雑たるゆえんなのです.そうなんです,これだけでは取り付けられないのです.サイドカウルのほかにアンダーカウルと左右をつなぐフロントブレイスのようなものがあるわけです.これらもサイドカウルとほぼ同時に入手していたのですが,アンダーカウル,フロントブレイスともに黒のもの.欠けなどはなく破損具合もそんなでもないのですが,やはり今となっては相場の2倍以上を払って購入したものであり見るのもつらい品物なのです.そんな理由から全て同時進行でやってしまえばよかったのですが,いっぺんに塗装してしまうと全てをいっぺんに室内乾燥するする必要が出たときにどうしてもスペースが足りないわけです.そのために手間は掛かりますがサイドカウルとこれらは別々に進め無ければいけなかったのでした.

ということでサイドカウルとほぼ同じなんでそこら辺は省いて,唯一違うのはアンダーカウルの1000RXというデカールについてはご紹介します.実は黒のアンダーカウルと,青銀の銀ではこのロゴの配色が異なります.でもこのデカールがまた新しく買うとめちゃくちゃ高いので,今回は黒のアンダーカウルについているものを周辺をマスキングして流用することにしました.ここをマスキングしてあとは銀色1色に塗ってしまえば完了です.フロントブレイスも下地処理をしてシルバーを塗ったらあとは乾燥させるだけです.

ところが,これらがそろっただけでは取り付けが出来ないのがまたまた1000RXの複雑たるゆえん.ということで続いてしまうんですね,ここで.

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