サイドカウル,アンダーカウル(その2)

さて,サイドカウル,アンダーカウル,フロントブレイス,他にインナーカウルなどをそろえていたのにもかかわらずすぐさまカウル装着に踏み切れない状況がしばらく続きました.それは以前もご紹介したクーラントリザーバタンクが原因なのです.まあ大きさは多少違うものの,以前GPZ1100のタンクを無理からくっつけてなんとか試運転を繰り返してきたのですが,いざアンダーカウルを取り付けようとしたところ,タンクがあまりにも大きくアンダーカウルを取り付けられないことが判ったのです.

当初安易な考えで,そのままタンクを交換せずともいけると踏んでいたところが,やはり純正でないといけないことがわかった今,急いで調達しなければ塗装上がりの外装部品が多量に室内に長期放置されることになるわけで,決して好ましい状況とはいえないのです.この状況を打破するために早速純正を探します.しかし元から入手に関しては困難を感じざるを得ない部品,そう簡単にあるわけはありません.結局は純正の新品があったとしてその価格を上回る驚愕の値段で落札し,なんとか入手できました.

もう,外装のすべてといい,今回のタンク,マフラーなどといい結果的にかなりな高額落札になってしまっていて,1000RXの困難さを今更ながら噛みしめざるを得ません.というか辛い!辛すぎる!もういや〜!

ということでひとまず到着したタンクですが,これが汚いこと汚いこと.1000RXの場合はどうしてもリザーバタンクが下部にある手前,錆がタンクに溜りがちなんですが,これも例に漏れずです.まあ,ひとまずある程度綺麗にしてからということでお掃除です.でも結局は下回りに黒ずんだ部分が残ってしまいました.まあ,カウルに隠れる部分だからいいかな?

さて,取り付けてみて,ああ,やっぱり純正はこうなんだと思うぐらいコンパクトに収まっています.自分の浅はかさをここで少し責めつつ...クーラントを入れて,漏れがないのを確認したらカウルの取り付けに移りましょう.

カウルの取り付け自体はインナーカウルとアッパーカウルのあわせが少し面倒で,なおかつタンクを少し浮かせてインナーカウルを取り付けないといけないなんて,懲りすぎです.アッパーカウルとサイドカウルのあわせについてももともと付いていたサイドカウルとフロントブレイスをぶった切ったハーフカウル部品を取り外し,代わりにフロントブレイスとサイドカウルを取り付けるのもウィンカーを外してからやらなければいけなかったり,ニンジャのアンダーカウルも結構面倒に感じていたのに,それをはるかに上回るめんどくささです.またアンダーカウルのネジの多さももういい加減にして!という感じ,結局なんやかんやでタンクの取替え,アンダーカウルの取り付けで約2時間掛かってしまいました.

さて,時間が余ったら今回一緒にやってしまいたい作業がありました.それはロングフェンダー化.この車体は北米仕様だったので,車体と一緒に入手したリアフェンダーがショートなのです.まあ,ショートフェンダーでもいいかな〜?なんて思ってはいたのですが,度重なった外装部品の高額落札の中,このロングフェンダーがある程度の額で売りに出されていたのです.特段安くも無かったのですが,その当時の麻痺した私の思考能力ではそれが非常に魅力的に映ってしまい,ついには落札してしまったという代物です.

ロングリアフェンダーの取り付けはアンダーカウルに比べるとまったく簡単なもので,テールカウルを外してフェンダーを止めているネジを4本外すだけです.1000RXの場合はタンデムグリップがフレームに直接マウントされているので,カウルと共締めされているニンジャに比べるとすこぶる取り外しが楽なのです.

そんなこんなでロングフェンダーの取り付けも終了.見た感じではあまりの長さに間延びした感じもありますが,私に言わせればこれぞヨーロピア〜ン.ということで意外にも大変だったアンダーカウルでした!

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