試運転は済んだんですがオイルはいつものGTXをとりあえず入れただけ.エンジンを復活させてしばらくは中を洗ってやっているようなものなので,そろそろ一度交換してやる必要があります.
ニンジャの場合はウォーターポンプの水漏れなどがあってしぶしぶ数回に渡りオイル交換をせざるを得ない状況になったので,なし崩し的にエンジン内部を何度も何度も新品のオイルで洗ってあげられたんですが,なぜかこの1000RXのエンジンはそんなことは全くないので逆に困ったもんです(あほか!).
とりあえずオイル交換の必要性があるわけで,銘柄を考えます.まあGTXに対してそんなに不満はないんですが,いつもいつもGTXじゃあねえ...と何かしら変えてみたい衝動に駆られる私なのでした.
おりしも原油が先物取引の好物としてもてはやされて久しい状態で,ガソリン以外でもオイルがだんだんと値上がりしていき,例のホームセンターでもGTXがなんと500円を越えている始末.おお〜,こんな高級オイルは私のプライドが購入を許可しません.Syntecにいたってはもはや最安値でも1クォート1000円を超えております.こりゃオイル交換そのものが敷居が高くなってしまっているわけでなんとも危険な状態といわざるを得ないでしょう.
そんな夏のある日.いつものホームセンターで家族をほったらかしてオイルのコーナーを俳諧する私.そんな私の目に驚愕の光景が飛び込んできたのです.なんと
というわけで今回6本もお買い上げ〜.この6本もの怪しげなオイルを購入している私を見て,家族がまた嫌悪感丸出しの眼差しを私に浴びせたのは言うまでも有りませんが...
早速その週末作業です.一応暖機運転をしてオイルを柔らかくします.季節は春でしたので約10分で充分.ドレンを忍者と同じように前後緩め,オイルフィルタ部分も一緒に緩めます.大体抜けたところでセルをちょんちょんと押して駄目押し.抜けてきたオイルは結構黒々としていて交換してよかったと感じられる状況でした.
手持ちのオイルフィルタを持ってきて,オイルフィルタを交換.オイルフィルタの取り付け板,ドレンの周りの清掃と,Oリングへのオイル塗布も忘れずに,ささっと組み付けドレンを締めたらオイルを充填です.オイルレベルの中央より少し上ぐらいになるまで入れたら終了.今回はちょうど3クウォートでOKでした.
さて試運転です.走ってみて20Wに粘度があがった弊害はないようです.しかし,どうやら暖機運転に時間がかかるようになってしまったようです.暖気を3分ぐらいで走り出すと,アイドリングが低すぎ,1000回転に合わせてしばらく走っているとアイドリング回転が1500回転近くまで上がってくるといった具合で,しばらくオイル粘度が高いがためにアイドリングを調整してやらなければいけません.今のところこれから季節的には暖かくなってくるのでまったく問題ないんですが,夏を通り越して冬になったときにエンジンのかかり,暖機運転の時間など弊害が出てくるかもしれません.
確かに以前セフィーロにこのVALVOLINEの20W-50を入れてやったところ,冬場に始動直後にアクセルを戻したとたんにエンストなんてことがありました.やっぱり20Wはよろしくないのかな〜.夏場はいいんだけどな〜.でもあと3本残っているのでこれをどうするか,こっちも悩ましいところです.むむむ.