いきなりエンジン入手

さて,今のところ車種不明のコーナーが始まってしまいました.以前のニンジャでエンジンを入手したらどうしても転売できず,とにかく組み上げてしまう私の悲しい性が明らかとなってしまいましたが,そうなんです.エンジンをまた入手してしまったのです.そこから経緯をご紹介していかないといけません.

始まりはとある夜.たまたまオークションでニンジャの小物を買いあさっていたのでした.ニンジャの組立ての真っ最中であったこともあり,足りない小物を買いあさっている状況でした.その日も比較的安価な買い物が出来,余裕の表情でオークションを徘徊する私.(←毎回毎回この徘徊が諸悪の根源であるのは明白ですな)

そこに飛び込んできたのはGPZ1000RXエンジン.お値段はそんなに安くない.でも出品地が比較的近所.そうなったら持ち帰りも出来る...なんでエンジンに興味を抱くのかということですが,ちょうどその時分はニンジャ製作記4の中でクラッチ噛み込みのエンジンが私の優柔不断な心に深い闇を落としていたころでもあり,ひたすらエンジンをどうしよう?といった悩みを持ち続けていた時期でもありました.確かに900Rのエンジンを購入しなおすのもよかったのですが,そんなのをやっても自己満足には到底浸れないわけで,どうしようかと悩んでいたところでもあったのです.結局のところそのエンジンを入れ替えたところで,不要のジャンクエンジンが増えることを恐れて自分でクラッチのトラブルを何とかするに至ったわけですが,その当時はそれほどまでに悩み抜いていたわけです(←ちょっと言い訳クサイ).

で,結局そんな深い悩みが後押ししてしまったこともあり,そのエンジンを落札してしまったのです.その次の週末,エンジンのみを引き取りに車で出陣.どうせ暇でうちにいても何にもしない息子を連れてひとまず出品者のバイクショップへ.バイクショップといっても,本店は他にあるらしく,案内メールを元にいった店先は単にバイクを分解するだけのスペース.店の前について電話をしたところ,しばらく経って相手の方が登場.でもいきなり店の鍵を忘れたとかで,ご自宅に舞い戻ってしまいました.

また出品者を待つつかの間,店先を見ると分解されたてであろう1000RXのフレームが.う〜む,1000RXをまた組むってのもいいかな?なんて冗談めいた想像なんかをしながら待つこと10分.出品者の方が再び現れ,エンジンを引き出してきました.エンジンはヘッドカバーに塗装はがれが多く見られ,どうも外観が悪い状態.恐る恐るキャブはありますか?と聞いてみるとキャブの1番の側面が茶色くなっています.店先のフレームを見る限りなかなか長期にわたり放置されてきた車体のようで,その原因はキャブのオーバーフローであるようです.ならばこのエンジンはトラブルを抱えて放置されたわけではないということ.う〜む,調子いいエンジンかも?

でもキャブはありますか?なんて聞いちゃったもんで出品者の方はキャブもどうですか?なんて言い出す始末.ここでノリだけは良い私は,じゃあということになりました.そうなるとまたついでにこっちもということで,錆だらけのマフラー,特殊な外装用ネジ類なんかも追加購入となってしまいました.結局もてる現金をいっぱいまで放出してすってんてんで帰る私.

ここでまた言い訳させてもらうと,マフラーは以前の1000RXでメチャクチャ高い物を購入してしまった思い出があり,それが結構お安く売っていただけるということでここでまたそんな気もないくせに転売してもいいかな?なんて想定外のことを想定しつつ購入に走ったのでした.でも冷静になって考えると,ものは錆だらけで実際ヤフオクでこの頃は意外にも安くマフラーが取引されていたりしていて,結果的に思い返せば完全なる判断ミスなのでありました.キャブもバタフライバルブが固着していたりして,見るからに程度最悪です.要はいろいろ購入したけれどもエンジンをその当時のニンジャに移植する以外には適当な利用先がないお買い物であったわけです.

そんな最悪な買い物をしてしまった上に,ニンジャの方は自分で修理するという選択をしてしまった私.結局のところこのエンジンの購入2ヵ月後にはエンジンそのものの利用先がなくなってしまい,家のガレージの片隅に新たに長期放置してしまうエンジンが一つ.本当に一体何がやりたいんでしょうね?

ということで,何のコーナーか全然わかりませんがこういったスタートも有って良いんじゃないでしょうか?(←もう何いっているかワケわかんない)

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