フロントカウル周り

フロントカウルは以前1号機のときに勢いで購入してしまったもので、長らくグルニエで眠っていたのですが、これをついに取り出す段階にやってきました。というのもフロントカウルを何とかしようとすると結構室内で場所を取るので、できるだけ車体に装着する直前に作業開始しないと、その都度グルニエに戻すか、貴重な1Fのスペースを大きく占有することを許容するかのいずれかになってしまいます。要はこの許容というのを出来るだけ短期間にして許容できるものに仕立て上げることが重要なわけです。で、もののほうはいったいどんな状態なのかというと、これが全然記憶にございません。買った時点で既に1号機にカウルが載っていたもんで、その無駄買いを発覚させないために早々にモノの確認もしないままグルニエに収納したというのがその真相なのですが、出品者のコメントや写真を当時見た限りでは程度がいいから勢いで買ってしまったはず。そんなに手間はかからないだろうと踏んで、グルニエからリビングにものを持ってきます。

なかなかの長期在庫っぷりということもあって、大きなビニール袋に入れていたのですが、その袋の表面についた埃がなかなかリビングで直接は落とせません。玄関から一回外に出て埃をはたいて落とし、ビニール袋はそのまま廃却、中身だけを持ち込みました。観察したところ、

(1)左ウィンカー取付部に割れがあるが大きな欠損はなし
(2)右のナックルガードあたりに傷、割れがあるが欠損はなし
(3)ヘッドライト取付部は奇跡的に4つとも無事

といった感じです。(1)はウィンカーの取り付けには問題なく、付けると目立たなくなるのでそのままにしておきます。(2)はタッチアップでごまかすということで、珍しく外装の補修ということでほぼそのまま採用することに相成りました。結果としてここにウィンカーやヘッドライトを付ければそのまま車体に取り付けられるということで、ものの仕上がりよりも1Fのスペースの件を最重視した結果ということになりましょうか。

ウィンカーについても長期在庫にフロント用が2ケあります。ただ、カウルから伸びているゴムブーツが1ケしかないのですが、これはZXR用があったので、金具も含めそのまま流用します。早速ゴムブーツを入れ替え、カウルに取り付けます。ここんところ1号機の頃散々経験したのですが、ゴムブーツの金具への引っ掛けがとっても難しい上に、9Rの場合は裏側にもカウルの板があって正面からゴムブーツの張り出し部分を見ながら作業できません。本当ならば奥からもドライバーなんかで少しずつひっぱり出すような作業だと効率がいいんですが、ついつい表側のウィンカーに強く力を加えてしまってただでさえ弱いゴムブーツが破れてしまわないかとっても心配なのもあって、遅々として作業が進みません。

なおヘッドライトもグルニエに長く鎮座していた長期在庫品です。これも特に破損などなく、かなり美しい外観ですが、例のごとくビニール袋の埃を落としたりとひと手間かけてリビングにやってきました。フロントカウルに取付けもファスナーや特殊ネジは一括購入したネジセットに幸いにもあったのでそれを流用してこちらはスムーズな室内作業。ライトにはポジション球があるのですが、これがなぜだか欠品していたので、GPz空冷あたりのライトに刺さっていた球を移植してコネクタ部分をギボシ化してライトハーネスを接続します。

早速室内に置く時間を一刻も短くすべく、その日のうちに車体に取り付けます。ちょっとメーターステーに曲がりがあるらしく、ミラーステーや、エアダクト周りとの合わせがかなり力のいる作業になってしまいましたが、カウルは無事車体に取り付きました。ちなみにスクリーンもこれも長期在庫品。ものはとってもきれいなんですが、ロックハートという名前が入っている袋に保管されていたので、多分まだ新しいうちに社外品に交換されたものでしょう。こんなきれいなパーツをそのまま捨ててしまってはもったいないですからね。でもこのスクリーンについては前回相当思い入れがあったのか、これ以外にもE型用1枚、C型用が1枚あったりしました。う〜ん、薄いから場所はそんなに食わないけど、何を思ってここまで収集してしまったのか今になって考えても一切解せない。

最後に今回調達したパーツを取り付けましょう。カウルのインナーカバーです。これらは長らくヤフオクで出品がないものかウォッチしてきたのですが、ただの一度も出品されずついに新品購入するに至ったものです。ちなみに結構高いもので左右あったりするのでいわば断腸の思いで新品購入したものであったりします。これも取り付けてみたのですが、ミラーステーの根元に付けるブラケットとのネジ穴の位置が随分違っていまして、これは明らかにカウルが正規の位置についていない証拠。ミラーステーは少なくとも新品なのでやはり怪しいのはメーターステーということになります。そういえばハンドルをフルに切った時にメーターとハンドルの距離があまりにも近いので、この推測あながち間違っていないと言えます。でもここまで取り付けてから一旦外してメーターステーを修正あるいは交換しなければいけないなんて…。ということで少し悲観的になっていながら今回の作業終了でございます。.

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