フレームの仮組ですったもんだ(その2)

さて,前回家探しで生も根も尽き果てた感じで終わりましたが,少し休憩を入れたのでなんとか回復してきました.早速作業開始.まず,フレームにサスペンションの取りつけブラケットを取り付けます.実はこの部分,ダブルナットで高さが調整できるようになっていて,長さ調整機構のないサスペンションでも大丈夫なようになっています.今まで9Rにこんな機能がついていたとはつゆ知らずここまで来ました.ちょっと感動.

さて,発掘されたサスペンション2本を並べてみます.E型はまだまだ綺麗ですが,C型はスプリングのコーティングが所々剥がれて,錆が浮いています.出来ればE型を使いたいところですが,寸法的な取り合いがわからないままではどちらを取り付けるか決められませんので,この両方について上下の取り付け部分,およびサスペンションの長さなど総合して確認しておき,その上でどちらのサスペンションを付けるのが得策か考えてみることにします.まず簡単に測定できる部分ということで,上下の取り付けシャフト径,ブラケット幅は,CもEも共通なようです.次いで自由長は

・C型:327mm
・E型:337mm

ということで,E型の方が10mmも長いようです.引き続き下部リンクアームのほうです.ちなみにC型のスイングアームにはリンクアームがくっついており,お買い得感を感じることができたのですが,大量購入したときに落札したE型のは予想外に高額になってしまって,なんでこんな部品だけのためにあんなに大枚はたいたのか少し後悔していたりします.そんなこんなで,せっかくモノがあるんだからちゃんと比較しておきましょう.

で,並べてそれぞれ測定してみたところが,リンクアーム長は共に約185mm,リンクそのものもともに105mmでどうも違いはサスペンションの長さ10mmだけのようです.総合的に考えると,フロントフォークがE型の方が30mmも短く,リアサスペンションはリンク費は同じで10mm長いということでC型よりE型のほうが前傾姿勢が強いということなんでしょうね.少し車体の見栄えが違うのはそういったことに端を発していたんだと今になって感心.ということで,現在までの足周りについての方針を整理すると下記になります.

・フォークは外側E型,中身はC型の改造部品入り
・リアスイングアームはC型
・ピボットシャフトはC型にスペーサーをかます
・リアサスはE型
・リンクはC型(たぶんE型と同じ)
・ホイールは前後C型

とまあ,今後何があるかわかりませんがひとまずフレームにエンジンを載せる準備ができたということになります.次は果たして車体が組めるのか?乞うご期待!

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