サイドカウル補修(その1)

あれの前にやるという表現でお茶を濁したのは,まだ不安なところがあって,それの確認をとにかくしないといけないからです.で,不安なところというのは以前ご紹介したラジエターの曲がりです.これがはたしてそのまま使えるのか,あるいは使えないとしても破損させずに補修,修正することは可能なのかということです.ひとまずそのまま使えるかどうかということだと,幸いにも漏れはないようなので,その曲がり具合.手っ取り早いのはアンダーカウルを付けてみれば一目瞭然ということになります.で,アンダーカウルは補修が必要なのですが,この補修前に仮付けして確認すればよいものを補修を先にやってしまったもんだからここまで先延ばしにしてきたという陰の理由があったりするのです.

なんか言い訳がましい始まりですが,まあ外装の補修をやりながら方針をああでもない,こうでもないと考えていたというのも本当の所なので,その悩みを持ちながらの作業をひとまずご紹介します.まず右側から.これもフロントカウルとかと同じく1台目のときにひょんなことで入手したもの.したがって入手金額は今となっては目ん玉が飛び出るほど高いわりに補修が大変だったりします.ものはC型のライム単色のバージョンになります.当時はライムの車体に使おうとしていたので,タンクといいこれといい何かとライムグリーンに傾倒していたような気がします.で,補修といってもまず割れている部分なんかは入手して間もなくですから今から6年以上前に補修してあったりします.ライムグリーンに黄色いパテのようなものが見えますが,これが補修痕.多分エポキシ系の接着剤を固めて面を出したところで飽きてしまったというのが本当の所だと思いますが,今となっては当時どのような作業をやったか詳細までは把握できておりません.白い部分は恐らく表面に薄い傷が広範囲についていたので薄付パテを付けて整面したところでしょう.こちらはほぼ確実な線で推測できる内容です.

左については右とは違ってごく最近入手したもの.面倒がってデカールの上からパテを塗ってみましたが,どうもうまくないようなので,デカールを剥がしなおしました.デカールを剥がす作業自体とても力を要するほど粘着していたのですが,その粘着剤がしつこく残ってしまい,これを除去するのに難儀しました.初めアルコールを使ってしこしこ拭いていたのですが,アルコールばっかり消費してしまい一向に進まないので,アルコールで少し柔らかくしたところでスクレーパーで落としました.最初っからこうしておけばよかったななんて思う次第です.はい.

まずサフェイサーを吹いたら,より広い範囲を締めているスバル02Cを吹いて乾燥させ1週間.次の週にパターンをある程度摸してマスキングして89Nを吹きます.奇しくも両方ともスバル用でいけちゃうところが憎いですね.今回は庭だと垂直にサイドカウルを立てるのが大変なのでベランダに養生して壁に立てかけて吹きました.まだ季節的にも窓を開けておく季節だったのでまた娘の部屋ににおいがたまって大変でしたが.

最後に白い部分はカッティングシートになりますが,グラデーションの部分は1台目でやったのと同じでカットしてグラデーション塗装してから貼りました.この貼るタイミングというのは完全に乾いてしまうとぱりぱり塗膜が落ちてしまいますので,生乾き状態で貼らなければいけません.まあなんとか貼れたので,ひとまず補修は終了です.今回はここまでということにしましょうか.

KEN-Z's WEBのトップへ NEXT