リアサスペンションのアーム干渉検討

車体の組み上げでちょっと気になったのがリアサスのスプリングとリンクアームの隙間があまりにも狭く,走行中に干渉してしまうのではないかという点です.

実際真上から見ると写真のような状態で1mmやっと確保しているような状態です.スプリングは縮むと少し径が大きくなったりしますし,振動ももちろんしますのでリンクアームに接触してしまう可能性があると見たわけです.原因として考えられるのは,この車体がC型とE型のミックス足周りであるという点.関係するところではフレーム,リアサスはE型,リンクアーム,スイングアームはC型であり,フレームやスイングアームに原因があったらそれらは両方持ち合わせているわけではないので確認の術はありませんが,ひとまずその両方が手持ちの状態であるパーツを組替えてみて確認してみることにしました.

といっても両方を持ち合わせているのはリアサスとリンクアームだけです.リアサスは直径が少し違うかもしれませんが,それでは解決策にはなりません.ということで可能性があるとしたらリンクアームの方が濃いと判断しました.で,前回一度仮組の時に確認したのですが,まず車体をリフトしてリンクアームを外して,うちの中からE型のリンクアームを出してきて,再度違いを確認.

その結果,やはり寸法はE型もC型もかわらず,唯一グリスアップニップルがE型にはついているところのみが相違点でした.それでも一応元々E型のモノがついていたのですが,E型に付け替えてみました.でも当然ながら結果は変わりません.それもそのはずでC型とE型でピッチや左右方向の取り合いは一切変わらないわけで,これで改善されるはずはないわけです.念のため何かほかに取付を誤っているところがないか確認したのですが,それもどうやらなさそうなので.これは元々設計で微妙なクリアランスになっているか,それともフレームやスイングアームのブラケット側に何かしら違いがあるのかもしれません.でもその確認のためフレームやスイングアームを購入するとまた場所を取るので,それは断念.

それでも一応確認できた範囲ではスプリングとリンクアームが干渉した形跡は今のところないので,一回走れるようになってから様子を見ることにしました.ちなみにE型のリンクアームからまたC型に入れ替えても結果は同じということで,今回はE型のリンクアームを取り付けて,ひとまず車体を完成させる方針としました.ということで何か引っかかるところは残っていますが,なんとも内容も結果もはっきりしない作業なのでした.

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