タンクのレストア(その2)

さて一旦やり直しがありましたが下地処理はここまで,仕切りなおしての塗装です.

まず下周りをマスキングして置いたまんまデカールの段差を消したので,この作業中にマスキングが浮いていたり,破れたりしていないか,あるいは水分を吸っていないかを念入りにチェック.怪しいところはマスキングしなおします.で,サフを軽くふいてスバルの02Cを吹きます.スバルのWRCマシンの色ということもあり,クリアとの重ね塗りでどんどん美しさがアップしていきます.う〜ん,綺麗だわ〜.

マスキングを剥いで2週間ほど乾燥させ,ウレタンクリアを塗ります.今回もイサムのクリアですが未だにこのノズルに慣れておらず,始めはミカン肌気味になってしまいました.ゆっくり動かしてミカン肌をつくらないように気を付けましたが,その慎重な作業にも関わらず1つ重大な事故が発生してしまいました.なんとちょうどタンクキャップの手前あたりを塗ったところで上から落ち葉が落ちてきて ,そこにちょこんと乗ってしまいました.あわてて落ち葉を取り去ったのですが,残念ながら塗装面に少し凹凸がついてしまいました.ちょっとぐらい乾いたところでだったらよかったのですが,塗った直後であったので思ったより大きなダメ―ジが残ってしまいました.落胆しつつもその後2層塗りこんで,クリア塗装作業はおしまい.

また2週間ばかり乾燥させ,表面を磨きます.葉っぱが載ってしまったところと他に何か所か塵のようなものが載ってしまった部分もあり,そこを少しでも平滑にしたいので,普段はウレタンクリアの場合あまり研磨しないのですが,今回はやっておくことにしました.でも良く見ると下地が一旦ミカン肌になってしまったのがいけないのか,表面の微妙な凹凸は少し目立つかなという感じです.これをあまり研磨で追い込んだりすると,今度は塗膜が薄くなってガソリン耐性が下がってしまいますので,ここらへんは目をつぶっておこうと思います.そんなこんなで葉っぱの跡も少し見ようによっては見えてしまう程度ですがなんとか研磨作業は1時間程度で終了.

最後は燃料コックです.こちらは部品の一括購入の時に入手したもので,比較的程度が良い感じです.ばらしてみてもOリングやパッキンはそのまま使えそうな感じ.ただ,レバーとタンクに取り付く面のOリングがなかったのでそれらは新品を購入しました.タンクに取り付けてみて,一応レバーも取り付けてみます.ねじは一括購入時に入手したネジ1式の中に適当なものがあるかな?と探してみたところちょうどこの部分に使われていたと思しきキャップスクリューのちょうどの長さのものがありました.こういった細かい部品が意図せず見つかった時の快感っていうのは体に染みついていて,結局部品調達で結局二度手間になったとしても返す返すやめられまへんな〜と思ってしまうわけです.といっても車体に取り付けるときは一旦このレバーを外さないとフレームを通りませんので,今回は単なる確認のため付けて見ただけなんで,いわばこの快感を得るためにやったも同然ということですね.

ということでタンクが完成.本来ならそろそろあれなんですが,その前にやっておくことがあるので次回はそっちをご紹介しましょう.

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