Fフォークアウターの交換(その2)

さて,難題を解決したところで悦に入った私は実際は小休止も入れることなく作業を続行しました.(WEBを書くのは結構疲れるので休みを入れてしまいましたけどね)さて作業のほうですが,シリンダホルダが緩んであとはオイルシール,スライドメタルが抜けてくるので,順番を間違えないようにパーツ置き場においていきます.お次はオイルシールなどを入れる前にシリンダホルダーを新しいフォークアウターに取り付けます.実は今回純正部品で新品ということで一番高価な部品がこのアウターです.9R購入以来ずーっとこのフォークアウターがないか探してきたのですが,なかなか出ないわけです.C型のインナーがあったのでもしインナーが曲がっていたときのことを考えて落札してしまったのですが今回はそのインナーは出番なしです.ヤフオクでの調達を諦めたら今度は純正新品を買うしかないわけなんですが,これが22000円もする!まあ深い切削加工の必要な鋳造部品であり,塗装ものっていてしかもあんまりでない部品なわけですからこんな値段であっても不思議ではないのですが,私の財布にとっては非常につらい出費となりました.

ということでこの愛しいフォークアウターの内側にはあらかじめフォークオイルを塗っておきます.これはいきなりメタル類がオイルなしの状態で摺動しないためのものです.ネジにはネジロック剤を塗って先ほどの角パイプ,作業台を利用して取り付けます.次はメタルや新しいオイルシールを入れていきます.オイルシールを入れるときにはインナーの頭にサランラップを巻いておき,オイルシールの内側に傷がつかないようにします.

メタルやオイルシールは圧入用のドライバが専用部品として用意されていますが,そんなものはもちろん持ち合わせていないのでこれも同じくホームセンターでドライバの代わりになる部品を調達してきました.それは塩ビパイプ.フォークインナー径は46mmなので,50mmの内径のものと少し細いものを用意しました.50mm丁度では少し作業しにくかったので,少し細いものを使用してスライドメタル,オイルシールを圧入していきました.圧入後は一旦少しだけインナーを動作させ,スムーズさのチェックを行います.あまりフォークオイルが充填されていない状態でストロークさせるのはよろしくないので,ここでは確認程度に留めます.

で,シリンダホルダやワッシャ,スプリング,フォークオイルを入れてフォークトップを軽く閉めたらフォーク単体での作業はおしまい.フォークトップは車体に付けてからのほうがしっかり締めこむことが出来るのでここでは手で締めただけなのです.

さて早速車体に付けてみます.ジャッキアップしてある車体にフォークを下から差し込んで突き出し量を合わせて3つ又,トップブリッジ,ハンドルを止めます.ここでフェンダーを入れます.フェンダーはこの時点で完成済みの例の一体型.タイヤを入れてしまうと付けられないので先に取り付けです.お次はタイヤを入れてジャッキを下ろし,キャリパーを入れたらブレーキレバーをニギニギしておしまい.

う〜んフェンダーの色合いですが,まだカウル類がついていない状況でなんともいえないのでしょうが,結構いけてるような予感がします.今日の作業はここまで!わくわく.

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